人には名前がある

好きなことについて書きます。

2016/7/17 (日) ハンドレッド Blu-ray/DVD 1巻 リリース記念イベント アニメイト大阪回

2016/7/17 (日) 13時から行われた

「『ハンドレッドBlu-ray/DVD 1巻 リリース記念イベント」
のレポートです。

メモとおぼえている範囲なので前後、間違いはあるかもしれませんがあしからず。

 

場所:アニメイト大阪日本橋5Fイベントホール
開始:13:00
内容:オーディオコメンタリー付上映会&プレゼント抽選
出演者:
大久保瑠美さん(エミール・クロスフォード役)
大坪由佳さん(レイティア・サンテミリオン役)


■OPトークパート

瑠美さん「ハンドレッドから来ました―?、エミール・クロスフォード役の大久保瑠美です」

大坪さん「ハンドレッドから来ました!レイティア・サンテミリオン役の大坪由佳です」

瑠美さん「始まる前に1個言わなきゃいけないことがあって

     ちょっとだけ風邪気味でですね、私がそっと後ろに下がったら

     『鼻かみに行ったんだな』って思って(笑)」

    「皆さんに音聞いてほしくないんです!だから私が鼻かみ始めたら

     いくよゆかちん…じゃ今から鼻かむね」

大坪さん「(BGMでかかっているBLOODREDに合わせて)♪フォンセンソンサンソンソソン!!センソンサンソン力ときはな~」

瑠美さん「オッケー!(笑)という感じにするのでそっと耳を閉じてください」

 

司会「大阪ということで新幹線で来られたと思いますがどうですか?」

瑠美さん「ゆかちんと2人きりということで、皆さんがハンドレッドをお買い上げいただいたおかげでこうしてゆかちんと2人で!」
    「あ、つい本音が出ちゃいました」

瑠美さん「新幹線の旅は…非常にうるさかったですね(笑)

     前と後ろの席の人がうんざりしてたからね」

大坪さん「ずっとイチャイチャいちゃいちゃしてたから」
瑠美さん「凄い盛り上がった話題があって、皆さん金の斧、銀の斧のお話知ってますか?」

大坪さん「どっちの斧を落としたかって聞かれる」

瑠美さん「それで私が―、私ねぇゆか?」

大坪さん「何?」

瑠美さん「私、両極端な人間なの」

大坪さん「知ってる知ってる」

瑠美さん「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、中間がないの」

    「凄く極端な善の瑠美と悪の瑠美が居ます。あなたが落としたのはどっちの瑠美?」

大坪さん「普通の瑠美!」

瑠美さん「正直なあなたには両方あげましょう」

瑠美さん・大坪さん「わ~い」(抱き合う)

瑠美さん「というのを新幹線の中で1時間くらいやってた(笑)」

大坪さん「絶対このコントやろうねって言ってた」

瑠美さん「つめてきました」

 

司会「今回Blu-ray&DVDをお買い上げいただいた方が来られていますがランダムでキャストさんのサインが当たる企画をやってまして」

瑠美さん「ありがとうございます。あ、もう誰かね鞄に手つっこんでる人いる」

大坪さん「当てたなあいつ」

~順番に誰のサインを当てたか挙手していく流れに~

瑠美さん「全員いるんだね~凄いね。我々もがんばって書いて―、余裕組がいたんですが(笑)」

大坪さん「サイン書き慣れすぎている(笑)え?100枚でいいんですかー?みたいな」

瑠美さん「お願いされてもいないのにトーク回しもやってた」

大坪さん「さすがっす(笑)」

 

司会「そんなハンドレッドサインの旅なんですが、本日はその映像にお二人のコメンタリーをつけていただきまして裏話などを聞いていきたいなと思います」

(本編ではなくまさかのサインの旅映像へのコメンタリーということで会場爆笑)

瑠美さん「私達がもらった台本にコメンタリーのネタっていうのがあって」

司会「言っちゃいます?(笑)」

瑠美さん「こういうこと話してくださいねというところで1行目に『長谷川さん声が大きい』って書いてある(笑)」

大坪さん「ほんとに声が大きい(笑)」

瑠美さん「第一声目じゃなくて少しずつ声が大きくなっていくんだよね」

大坪さん「波がある、どんどん上がっていく」

瑠美さん「(ハッセ声真似)皆さん…、ぉおはようございます!!」

大坪さん「(ハッセ声真似)ハンドレッドォ!ってやつ(笑)

瑠美さん「見ていく中で今の物真似が似てるって証明したいですね(笑)」

 

~着席して用意されたペットボトル(お花の飾り付き)を見て~

瑠美さん「見てコレ~めっちゃかわいい!青が私だよねキャラカラ的に」

大坪さん「私の鳥ついてる~」

大坪さん「あの、次からは2人で飲めるやつにしよう!」

瑠美さん「今度からストロー1つにしよう!」

 

■上映会開始

瑠美さん「(ハッセ)眉間にシワが寄り過ぎ」

    「ゆか~ゆか~!ゆかを映して!」

大坪さん「瑠美を映して!」

瑠美さん「ハッセ長くない?(笑)」

    「台本丸暗記してきたんだよねハッセ」

大坪さん「おはよー!瑠美ー!瑠美ー!」

瑠美さん「ゆか、本物はこっち~」

大坪さん「ごめんごめん」

大坪さん「まゆしぃ、今日の服はいいよねって」

瑠美さん「ファッションチェックされてたね」

    「あ、ゆっか!由佳!ゆーか!

    (裏声)ゆ”ーーーーーーーーか”ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

大坪さん「タダのファンかな?(笑)」

瑠美さん「ちょっと厄介な人だよ(笑)」

 

瑠美さん「長谷川さんオシャレだよね服が。でも胸元開きすぎだよ!」

大坪さん「イタリアンスタイル」

瑠美さん「胸毛凄かったらもう見えてるよ!私見ないようにしてるもん」

 

(工場到着)

大坪さん「皆モフモフついてて、キャラカラーのモフモフ取ってた」

瑠美さん「率先して(ハッセ)ピンク取ってた。何故かピンクが似合うと思ってる」

    「ゆかちんオレンジね」

大坪さん「うん!」

瑠美さん「あ”~かわいい~似合うよ」

 

大坪さん「小林さん~」

瑠美さん「この人めっちゃコメントできる人だった。すごい慣れてるよね」

大坪さん「ちなみに小林さんとは二度目ました、でした」

 

(工場入って)

大坪さん「なんか美味しいパン作りそうだよね」

    「瑠美顔ちっちゃい~」

瑠美さん「やだ~ゆかの方がかわいいよ~ゆかカーディガン似合う~」

大坪さん「そんなことないよ~」

瑠美さん「でもこうして見るとゆかの髪の毛が無い状態で顔だけじっくり見る機会ない」

大坪さん「やだ~恥ずかしい~」

瑠美さん「だから長谷川さん映りすぎじゃない?」

大坪さん「瑠美(ハッセに)何聞いてるの(笑)」

瑠美さん「長谷川さんの全身脱毛、聞いといてなんだけど毛ほども興味がない(笑)」

 

(いざサイン会場へ)

大坪さん「前の方にあったプロジェクターにハンドレッドのキャラ紹介とかスライドで映してくれていて嬉しかった」

    「このBGM好き」

瑠美さん「私も好き」

    「ゆかがYoutubeで想定してのピースだから今の」

大坪さん「さすが瑠美!」

瑠美さん「座ってると皆の膝が見えて嬉しい」

大坪さん「性格出るよね。まゆしぃの座り方とか乙女だね」

 

大坪さん「円盤の色がいいよね、私水色好き」

瑠美さん「エミールの色なんだよね」

大坪さん「だからかな?」

瑠美さん「瑠美もね、オレンジ好きなの」

大坪さん「私のキャラカラーってことかな?」

瑠美さん「そうかもね」

    「画面に集中しよう(笑)」

 

瑠美さん「私サイン書きながらめっちゃ喋ってたけど使われなかった」

大坪さん「あ~そうだね、書きながら色々話してた」

 

(かやたんが喋っている時)

大坪さん「うんうん」

瑠美さん「かやたん指かわいいよね」

大坪さん「この後!この後!この後かわいい!」

(かやたん台詞「全国の兄さんに届きますように!」)

瑠美さん・大坪さん「おぉ~!」

(瑠美さんに「お兄ちゃんどうよ?」と聞かれ、言葉に詰まるハッセ)

(瑠美さん・大坪さん・会場 爆笑)

大坪さん「こうやって皆で見るの楽しいね(笑)」

 

(大坪さんのシーンになって前のめりになってひたすら頷く瑠美さん)

瑠美さん「今回付いてきてもらったね」

大坪さん「そう私100問100答やってないんだよね、お供係としてね」

    「今までお供をやっていて本当に良かった」

瑠美さん「たまに逆転して私がなることもある」

 

(ハッセの〆シーン)

瑠美さん「ゆかちんずっとかわいい顔してる」

大坪さん「瑠美もかわいいよ」

    「うちら身長いい感じに凸凹してるよね」

瑠美さん「まゆしぃもちょっと高いもんね」

 

(瑠美さんのハンディカメラに切り替わる)

(エグザイルシーン)

大坪さん「引きで見ると凄いよね(笑)」

瑠美さん「私脚開きすぎ。このシーンめっちゃ恥ずかしい(笑)」

 

大坪さん「かやたんが『これ食べたい~』って言ったら、『うん、出そう』ってなるよね」

瑠美さん「なる!私のポケットマネーで出してあげたい」

大坪さん「って言ってハッセがね」

瑠美さん「そう長谷川さんがね買ったということになっていますが、そういう企画ですからね」

大坪さん「そういう体で」

 

大坪さん「(ハッセ)羽多野さん大好きすぎる!」

瑠美さん「羽多野さんのこと好きだよね~」

大坪さん「このロケでここしか使われてないけどずっと羽多野さんのこと話してたね」

 

(食レポはじまってガラスに映るロッテリアを見て)

大坪さん「…ロッテリアが光ってる」

(会場笑)

瑠美さん「主張が激しすぎるロッテリア(笑)」

 

(ハッセ食レポ中)

瑠美さん「なんで1人でディープキスしてるの、何言うとんねん(笑)」

 

(瑠美さん食レポ中)

瑠美さん「私小指ずっと立ってるんだよなー」

(大坪さんがハッセに対して「今瑠美って言いました?」のシーン)

(会場笑)

瑠美さん「ここすっごい面白い(笑)」

 

(大坪さん食レポ中)

大坪さん「私の横のポールがペット用になってる」

瑠美さん「ほんとだ!」

大坪さん「愛犬って書いてる(笑)」

 

大坪さん「たこ焼き結構上位だねって後で言われた」

瑠美さん「自分の中で全部合わせてだと上だよ(笑)」

 

(映像終わり)

大坪さん「9月にイベントあるからね」

瑠美さん「そうですね」

大坪さん「埼玉県三郷市文化会館

瑠美さん「埼玉県ですよ、都会ですよ!」

大坪さん「ちょっと遠いかな~~~」

瑠美さん「都会だっつってるだろ!!」

 

■トークパート

瑠美さん「家で1人で見てるとどこが面白いのか分からないから皆と見れて楽しかった」

大坪さん「1日がかりのロケだったからうまく編集してもらった」

瑠美さん「まさか15分まで縮まるとは思わなかった(笑)」

 

瑠美さん「今回のサインの旅ですごく感じたのは、このチームで動いていると遠足みたいで楽しかったなと」

    「このチーム、私にすごく従順な人しかいないの(笑)」

    「ゆかちんは…こうでしょ」

大坪さん「うん!」

瑠美さん「かやたん、まゆしぃは後輩ちゃんだからね」

    「なんでも『はい先輩!』って言ってくれるから変なことできないなって(笑)」

    「長谷川さんも基本的に(笑)」

大坪さん「長谷川さんと瑠美ちゃんが居ると姉女房みたいに見える」

瑠美さん「GAフェスで初めてのイベントで長谷川さんがイベントどうしたらいいか分からないって相談してきて」

    「こうしたらいいよとアドバイスしてたら『大久保さん!ここどうしたらいいですか?』って

     最終的に何でも了承を得ようとしてきた(笑)」

 

瑠美さん「自分がメインヒロインとして参加している作品で主人公の方が男の人で年齢としては上だけど初主演

     あれだけガチガチなのを見ると皆で作るものですし、良い作品だったなって思って欲しくて

     世話を焼けるところはね焼きたい。邪魔なときはいりませんって言ってくれれば」

大坪さん「そんなことはありません!」

瑠美さん「熱弁ありがとう(笑)」

大坪さん「皆がお互い気を使いあって良いバランスでできたんじゃないかなって思いました」

 

瑠美さん「宣伝はゆかちん来たり来なかったりしてたね」

大坪さん「そうそうそう」

瑠美さん「M・A・Oちゃんとよくやることが多かったけどゆかちんの話すると『ぐぬぬ』ってなっててかわいいんだよね」

大坪さん「横で見てて長谷川さんにしても、瑠美をとられる!って思ってた」

瑠美さん「大丈夫だよ!」

大坪さん「でもいいんだよ。子犬ポジションでがんばるから!」

瑠美さん「でもねゆか。たまに別の人にいったとしてもそれはゆかが1番良いと思い直すプロセスなんだよ!」

    「何か浮気してるおっさんみたいになってきた(笑)」

大坪さん「おっさんはいらない(笑)」

 

司会「アフレコは大分前に終わったということですが、演じる上で気をつけたことはありましたら教えてください」

瑠美さん「エミールは一応男の子ということにしているので、たくましいイメージで」

    「ただしハヤトと接している時は完全に女の子になってという感じで微妙な使い分けが難しかったですね」

大坪さん「意外とレイティア、フリッツは普通の学生感を出さないといけないキャラ達で

     選ばれた人達が居る中で良い意味で普通の女子高生で、努力している感じを出すのが大変でしたね」

    「レイティア、フリッツはアドリブも多かったので

     2人の出番の後に薄くなっている台詞なんかはアドリブだったりします」

瑠美さん「羽多野さんと息すごいピッタリだったね」

大坪さん「あんまり打ち合わせしなかったかも」

 

大坪さん「羽多野さんがお父さん役で子供が2人居てその子役誰やりますかー?って聞かれて」

瑠美さん・大坪さん「はい!はい!はい!はい!」

瑠美さん「凄かったね(笑)」

    「私達、大坪由佳大久保瑠美被害者の会っていうのがあって」

    「主に弊社の原紗友里さんという人が被害者なんですが

     その会員番号2番に羽多野さんのお名前が刻まれています」

瑠美さん「きっと喜んでいると思うんだけどなあ(笑)」

大坪さん「ほんとに羽多野さんが上の先輩で優しく接してくれると現場の雰囲気も良くて

     凄くやりやすくなっていてハンドレッドにも反映されてたら良いなと思います」

 

司会「こういったキャラを演じてみたかった、演じてみたいなどありましたら」

瑠美さん「1番最初にやりたかったのはレイティアでした」

大坪さん「そうだったね、レイティアってルビ振ってたもんね」

瑠美さん「オーディションやって受かってゆかちんも出るって聞いて

     うちにゆかちん連れて来てオーディション用紙見せたら」

    「レイティア・サンテミリオンって長いじゃないですか。

     それで私カタカナに平仮名のルビ振ることがあるんですけど

     ゆかちんがそれを見て『きったね!』って(笑)」

    「私には読めるからいいの!」

 

大坪さん「やりたいキャラは―、メイメイとか凄い好き。後はリディも好き」

瑠美さん「私も好き。エミールが本当に男の子だったらリディと付き合うと思う」

    「むこうがしっかりした身長高い褐色美人で、女の子っぽい男の子の組み合わせが

     ええやんか!って2人で萌え萌えしてます」

 

■プレゼント抽選会

プレゼントは

・D-selectionsのポスター

ハンドレッドのポスター

・サイン入り1話台本

・サイン色紙3種

・サイン入りチェキ2枚

でした。

 

■EDトークパート

大坪さん「9月のイベントでは生でEYES ON MEの衣装が見たい!」

瑠美さん「イッテクレタラバプライベートデキルヨォ」

大坪さん「サクラがハヤトに詰め寄る時みたいな言い方(笑)」

 

瑠美さん「ハンドレッドすっごい楽しい現場だったんですよ」

    「だからそういう現場から楽しい作品がお届けできていると信じて

     こうやって集まっていただけるととても嬉しいです」

 

(おっぱいスタンディの話になって)

瑠美さん「すごいもみしだいたんだアレ」

    「ちょっとスタッフさんが頭が―っていう!」

大坪さん「違う。アレは健全」

瑠美さん「ほんとに!?」

大坪さん「皆が思うやつ」

瑠美さん「作ったって聞いた時に最初に―」

大坪さん「天才でしょ!お尻バージョンもヨロ!ってやつ」

瑠美さん「こういうユーザーさんもいるからぁ!(笑)」

 

■あとがき

普段はよく絡むお二人ですが、ハンドレッドでは見られる機会があまりありませんでした。

個人的にそこが新鮮で良いなという感想もありましたが

ハッセや羽多野さん、M・A・Oさんなど第三者を通してのイチャイチャ(被害)を見聞きできたのは

いつもと違った感じでとても楽しかったです。

そもそも瑠美さんが男性声優と絡む姿を見る機会が少ないんですよ。

 

瑠美さんが少し風邪気味だったのは心配ですが、そうとも感じさせずイベントをしっかりこなしていたことと

先輩として現場を回していたことを直接聞けたのは良かったです。

しっかりNEXT STAGEへ進んでますよ!

 

ハンドレッドのイベントとしては9月に大きいイベントがあります。

昼夜当選したので楽しみにしています。

OP/EDのリリイベには行けていないのでEYES ON MEの衣装を是非とも直接見たいですね…!

「ラブライブ!サンシャイン!!」2話、誰がために歩くのか

スクールアイドル部を立ち上げるため部員集めに衣装作成、作詞作曲してくれる人はどうするか?
と言った問題山積みの高海千歌の奮闘っぷりをコミカルにそしてスピーディーに見せる2話。
千歌と並行してスポットライトを浴びたのは音ノ木坂学院から転校してきた桜内梨子でした。
どうして梨子が転校してきたのか、そして彼女がスクールアイドルをやってみようと感じたきっかけが描かれました。

2話では「ファン≒恋する状態」、そして「誰がために」という視点から見ていこうと思います。

思い出そう初めて恋した日のこと

梨子は幼少の頃から続けていたピアノが上達せず、コンクールでもピアノを弾くことを止めてしまった過去を持っていることが描かれます。
ずっと追いかけてきたピアノが、自分の想いに対して答えてくれないと感じてしまった瞬間です。
夢をつかもうと真剣に取り組んでいることに違いはないのですが、
1番最初にピアノに触れて演奏をしていた時に感じたトキメキが失われた状態ですよね。
上手くなりたい、巧くやりたい。
そういった熱はあるけれど楽しさを見失って自信も無くしてしまっている。
どうしてピアノを始めたのか忘れてしまっていて思い出せない。
そんな失恋にも似た状態にあった梨子ですが、高海千歌と関わっていく中で
純粋にピアノを好きだった自分を思い出しピアノへ再び向きあおうとするのでした。
千歌は現在進行形でスクールアイドルにμ'sに夢中で、何もない自分でも何か出来るんじゃないかと
期待に胸膨らませているところですから。
対象がピアノとスクールアイドルでは全く異なりますが、やはり何かに夢中になっている人間は見ていて熱くなるものです。
千歌の夢が熱が梨子へ伝播して立ち上がらせるきっかけを与えるというのは
アイドルとファンの関係性に似ていると感じます。
これはプロもアマも関係なく、「夢」を抱いて突き進んだことがある人であれば成立するようになっています。
1話でも感じましたが、千歌は普通の何もない少女でありながら既に梨子がファンになってしまうほど
熱と輝きを持った意思の強い子だなあと。

そして、2話において気に入ったのは「ピアノを辞めてスクールアイドルを始めよう」とならなかった点です。
千歌と梨子には夢がありますが、その夢をスクールアイドルへ強制的に共通させなかったところです。
梨子の問題は単純に気持ちだけで終わるわけではなく、ピアノを弾いていく上でまだまだ解決しないといけない壁が
たくさん立ちはだかっていることは彼女が浮かべる涙を見れば容易に汲み取れます。
そんな梨子の状況を尊重した上で千歌がただ手を差し伸べる。
ピアノのことは分からなくてもドキドキする気持ちや大好きというスクールアイドル≒夢への感覚を理解した千歌だから
違う道を頑張って歩んでいる梨子に共感できるんですよね。
だから強制はせず、手を差し伸ばすだけなんです。
「やってみて笑顔になれたら、変われたらまた弾けばいい。諦めることないよ」と言える優しさ、
梨子が手を伸ばしてくれれば絶対にその手に触れるまで諦めない力強さ。
高海千歌の魅力が詰まったシーンだなと思うわけです。

月と水面を照らす太陽

 

gomyopeer.hatenablog.jp

 
1話感想で言及した「太陽」ですが、2話においては直接太陽自体を描くわけではなく

反射して差し込む光として演出されていました。

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「スクールアイドルとは関係なしに海の音を聴きに行かない?」と千歌が梨子を誘ってダイビングをするシーンです。

水中は真っ暗で何も見えませんが、水面に反射し海中まで差し込む光からイメージすることで
彼女たちは海の音を聴くことができました。

梨子は真っ暗な状態からピアノコンクールの辛い思い出を想起してしまいます。
千歌と曜はスクールアイドル部を立ち上げようと必死ですがまだ部員も集まらずうまくいかない状況です。
しかし、どんなに絶望的な状況でも一途に夢と向かい合っていた状況を思い浮かべれば
直接見えなくてもサンサンと希望は輝き続け進むべき道を照らしてくれることを表しています。

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2話のラストシーンである梨子と千歌が手を取り合おうとするシーンです。
諦めないことが大切だよと手を差し伸べる千歌が太陽であれば
その気持ちを受け取る梨子が月だよと言わんばかりの演出になっていて
思わずニヤリとしてしまいます。
夜が来て太陽は沈んでいても、差し込む光は途絶えない、
そして諦めなければいつか夜は必ず明ける。
2話の流れに綺麗にハマっていますね。

「誰のために」 拡張されていく全員

千歌がμ’sを大好きになったきっかけである「ユメノトビラ」についてクローズアップしていこうと思います。
ユメノトビラが初披露されたのはラブライブ!2期3話ですが、実際に作詞作曲がされたのは2期2話の合宿中でした。
では、一体どのように成されたのか?その話を振り返ることにします。

ラブライブ!優勝を目指すために予選をまず突破しなくてはならない。

予選に向けて新しい曲を作ることになったμ'sは山へ合宿をしにいきます。
真姫、海未、ことりの3人はそれぞれ作曲、作詞、衣装を考えるものの
時間がない中で絶対に予選を突破しなくてはいけないというプレッシャーによってスランプへ陥ってしまいます。
そこで他のメンバーが3グループに分かれて協力することになる、というのが2期2話のあらすじです。


この話で面白いのは、1期で提示した「自分のためにスクールアイドルをやる」という選択がブレるということです。
3年生は卒業してしまう、だからこそ自分のためではなく3年生が最高の状況で卒業できるように悔いを残したくない。

そんな思いが産まれてしまうんですよね。
これは前述した「自分のため」という気持ちから少しズレてしまっています。
同じ問題に対して真姫、海未、ことりを中心にした3グループに分かれ、それぞれが違った方法で解消していきます。
それでは、どうやって解消していったかに注目していきます。

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真姫「まったく、こんな3年生のために曲考える方の身にもなってよ」
にこ「え?今なんて言った?今3年生のためって言ったわよね!
   そうじゃないかと思ってたのよね。3年生のためにいい曲作って、3年生のために勝とうって」
  「曲はいつも、どんな時も、全員のためにあるのよ」

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海未「山を制覇し成し遂げたという充実感が創作の源になると私は思うのです」
希「まあまあ海未ちゃん。気持ちは分かるけどここまでにしといたほうがええと思うんよ。
  山で1番大切なんは何か知ってる?チャレンジする勇気やない、諦める勇気」

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ことり「私まだできてない…」
穂乃果「できるよ。だって9人もいるんだよ!
    誰かが立ち止まれば誰かが引っ張る
    誰かが疲れたら誰かが背中を押す
    みんな少しずつ立ち止まったり
    少しずつ迷ったりして
    それでも進んでるんだよ
    だからきっと できるよ!」


「3年生のためにではなく全員のために」(真姫グループ)
「空回りしても仕方なく、一度立ち止まってみることも大切」(海未グループ)
「少しずつでも構わない。ゆっくりでも皆で進んでいこう」(ことりグループ)
誰かのために!と意気込んで壁にぶち当たって産まれた悩みはこうして3つのグループが
それぞれらしい経過と回答を持って解消し、ユメノトビラが完成したわけですが
この3つのメッセージはラブライブ!サンシャイン!!2話においても共有できる部分があるとは思えないだろうか?
にこが言う「曲はいつもどんな時も全員のためにあるのよ」とはもちろんμ’s9人という意味で間違いはないのですが、
1番ファンを意識している宇宙No.1アイドルにこだからこそ「全員」がファンも含めた「全員」と論じても良いのでは?と感じます。
もちろんファンの中に高海千歌が含まれていないはずもなく。
また、梨子にとってスクールアイドルをすることは本当の夢ではない違う道を歩んでみる体験であるため
立ち止まって自分を改めて見つめなおすことに繋がっています。
そんな状況で一緒に手を取って支えてくれる千歌がいる。
完全に後付けの脚本上のマジックではありますが、花田十輝氏がユメノトビラを鍵として使う際に
制作過程を加味してサンシャイン!!2話を書いたと言われてもおかしくはない、そう思えるところがとても面白いと思った次第です。

前シリーズとリンクする一方で、ユメノトビラを制作したμ’sの意思は9人だけのもの、決して他の人が知り得るものではなく内に閉じた物語という部分は崩していないところも素晴らしいですね。
サンシャイン!!からの視聴者にもラブライブ!シリーズが好きな人へも配慮されています。

この視点から見ると黒澤ダイヤが如何にμ’sに詳しくても絶対にμ’s9人の気持ちは察せられないのですよね。ダイヤが知っているのは上辺の知識と事実だけです。
そうすると、μ’sのクイズには正解できなかった千歌ですが
知識はなくとも曲に込められたコンセプトは見事に受け取っており、ファンとしてスクールアイドルとして体現しているのもユニークです。

余談ですが、μ’sとAqoursの繋がりをどうするか、一緒のステージに立つことはあるのか?という疑問は
アニメにおいても現実においても注目されている点の1つです。

確証は全くありませんが、今回の感想をまとめていて
Aqoursは未だμ’sと同じ土俵に上がれるスクールアイドルになっておらず、彼女たちは1ファンの段階ですよ」
というメッセージを想像してしまう感がありました。
ですので、いつか大成した際はμ’sとAqoursが並び立つ……そんな日も来るのかなあと楽しみにしております。

「ラブライブ!サンシャイン!!」 胸に夢を溢れさせ、再び輝く太陽へ

ラブライブ!サンシャイン!!」の第1話が放送されてそろそろ1週間が経とうとしています。
最近なにかと話題のAbemaTVでは「何度振り返れば気が済むのだ本当に新作のアニメか?」と疑う程に再配信されていますね。

前作にあたる「ラブライブ!」には思い入れがあり

当然その後継作にもあたるサンシャインへの期待が募らないわけはありません。
リアルタイムでの感想はTwitter(id:gomyo)で適宜呟いていますが、ここにも書きとどめておきたいなと思います。


第1話で気になったのは、ことさら強調される「普通の少女」「太陽」の使われ方でした。

 

僕達は知っている 奇跡を起こしたのは普通の少女であることを

「普通の私の日常に、突然訪れた奇跡
 何かに夢中になりたくて
 何かに全力になりたくて
 脇目もふらずに走りたくて
 でも
 何をやっていいか分からなくて
 くすぶっていた私の全てを
 吹き飛ばし 舞い降りた!
 それが―」(第1話アバン)

と言う千歌のモノローグから本作が始まるように
彼女が如何に普通であるかを
千歌以外の主要キャラクターの魅力を紹介することで描いています。

国木田花丸は語尾に「~ずら」と特徴ある静岡弁を使い、黒澤ルビィは渡辺曜から「美少女」と評されています。
アップで映されるルビィの睫毛はとても分かりやすい美少女の符号ですね。
また、ルビィが極度の恥ずかしがり屋であるところも魅力であり弱点の1つとして機能しています。

そして畳み掛けるように登場する津島喜子というアクの強いキャラクター。
ヨハネというペルソナを被っていますが、コロコロと決まらない表情にどこか抜けた演技はとても印象的です。

3年生の面々は包括的に見ると、なにやら過去にスクールアイドル絡みで何か物語があったとうかがえます。
千歌の部活動立ち上げに否定的でありながらも、何が必要かは千歌よりも分かっている黒澤ダイヤ。
スクールアイドルの話題が出るやいなやすぐに話題を中断させる松浦果南。
2年間母校を離れている小原鞠莉。
OPのどこか険しい表情もこれから起こるであろうドラマを予感させてくれます。
もしかしたら、1度は3年生組でスクールアイドルとして活動しようとした可能性も考えられます。

千歌の友人である渡辺曜は高飛び込みを特技とし、とりあえず動くタイプ、というイメージ。
最後に登場する桜内梨子は千歌が最も憧れなりたいと願うスクールアイドルが誕生した音ノ木坂学院から来た転校生。
そして幼少の頃よりピアノに打ち込んできたことを話します。

こうして順を追ってみると千歌の目線を通して彼女たちの個性を魅せており
同時に、千歌にはまだ何もない、ごくありふれた普通の少女であることも表現しています。
千歌自身も梨子にこれまで夢はなく普通であったことを語りかけています。
しかし何もないからこそ千歌にとってスクールアイドルという存在は
特別だという説得力が生まれています。


スクールアイドルは普通の少女達が、本物のアイドルではない自分と同じような存在が一生懸命練習をして心をかよわせることで
キラキラ輝ける存在になれるんだと。

まだ何も持たない高海千歌だからこそ、スクールアイドルへの憧れが一番強く投影され衝動に突き動かされ皆を巻き込んでいく。
やがては、μ'sが目指した場所へμ'sの後追いとしてではなくAqoursとしてたどり着く。
そんな物語を理屈ではなく気持ちで想起できてしまう推進力が千歌にはあると感じられます。


なぜ何の根拠もないのにそう信じられてしまうかは
後述する太陽の演出とこれまで述べてきた過程を経た上で千歌が放つメッセージ性の強さもありますが
ラブライブ!だからなんですよね。
ラブライブ!を見てきた人であれば知っているのです。
μ'sの9人が懸命に練習をしてきたことを。
彼女達が努力をしていたことを。
それでも1人の力で乗り越えられなかった問題を
μ'sという関係の中でお互いを補助しあって乗り越えてきたことを見てきました。
皆で選んできたから辿りつけた場所があることを分かっています。


おそらく千歌は直接μ'sに出会っておらず、本来そんな憧憬を告白されても
「何を世迷い言を」と呟いてしまうかもしれません。
しかし、ラブライブ!を視聴してきた人にとっては過去に本当にあった出来事として心に残っています。
この理屈をはねのける力強さこそラブライブ!であり、そこにこそ心動かされるものがあるんだと思うわけです。
μ'sが夢を叶えたからできる表現をしてきたこの瞬間に
ラブライブ!サンシャイン!!がシリーズの名を冠するに相応しい作品として動き出したと確信しました。

ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!における太陽とは何か

夕陽を前にしてスクールアイドルの素晴らしさを説き、私も輝きたい!と宣誓する千歌のシーンを見ていて思い出したことがあります。

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これまでのラブライブ!シリーズにおいて、そしてサンシャイン!!でも太陽はかなり象徴的な使われ方をしています。
激しく燃え上がり全てを照らす朝日であったり、いつでもどこにいても頭上で輝いている存在であったり、
いかにも消え入りそうなか細い灯火として、同じ太陽であってもポジティブに時にはネガティブなものとして扱われています。


今までの描写のされ方から太陽とは夢の象徴であり、可能性の集合体であると私は受け取っています。
ここでは印象に残っている太陽の使われ方について触れていきます。

 

μ'sが結成され初めて合宿を行った回です。


このお話では1年生、2年生、3年生といった学年の間に生ずるわだかまりや、仲の良いグループ以外で発生していた不自然さを解消し
最初の目標であるラブライブで優勝することをμ'sとして朝日に誓いました。
本当のスタートは3話だと思っていますが、9人としては初のスタートとも言える回で、ここから改めて9人の夢を再確認したと、
そう解釈しても良いと思います。

 

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3年生が卒業することで、μ'sを存続するか解散するか決断を迫られ、全員が解散することを決めた回です。


言わずもがな9人にとってμ'sがどういう存在だったかと向き合い、みんなの気持ちをないがしろにせず
いまできることを描いています。「私達は今ここにしか居ない」という意志を貫き通したわけです。
自分たちで夢を叶えたことを中途半端にさせたくなかった、9人だったから可能だったことを示しています。
だからこそ終わらせる。μ'sという夢を自ら終わらせたい、その気持ちが沈みゆく夕陽から感じとれます。
この情景こそ千歌が皆でたどり着きたい場所の1つであり、スクールアイドルとしての姿と言っても良いでしょう。

 

幼少の穂乃果が水たまりを飛び越すことができないと、ことりに言われても決して諦めなかったシーンと、
海外で出会った女性シンガーに「いつだって飛べるよ、あの頃のように」と促され飛んだシーンです。


子供にとって世界は自分であり自分こそ全てである、といった考えを私は持っていますが
幼少において可能性は無限大にあるという祝福に気づくことができない、だからこそ子供なんだと感じるシーンです。
太陽という可能性の象徴に背中を押されていても自覚できない、そして子供でいられる時間もそう長くはないことを
夕陽を使うことで効果的に表現しています。
それでも、たとえ幼少の夢が終わりを迎えても、想いがあれば再び時間を越えて飛ぶことができる。
これが、劇場版で描かれた穂乃果の決断であって、受け継がれていくスクールアイドルの姿に繋がっていきます。

 

学校を越えて集ったスクールアイドル達の前で
「どんな夢だって叶えられる。伝えようスクールアイドルとしての素晴らしさを」と穂乃果が言ったシーン。


μ'sは解散するけれど、想いをともにした仲間として各地のスクールアイドルと一緒に歌います。
スクールアイドルとしての意志を繋ぐことで、学校を秋葉原を、空間を飛び越えて輝きが広がっていく。
SUNNY DAY SONG」という太陽によって、μ'sは解散してもスクールアイドルとしての想いが受け継がれていったことは
後の雪穂と亜里沙を見れば分かります。
μ's解散によって1度は沈んだ太陽が再び夢見るもの全てを照らす存在として形を変えて浮上してくるわけです。
ついには、絶対に届かない場所なんてないことを紅白、東京ドームライブと現実でも思い知らされていきます。


このように使われてきた太陽が、サンシャイン!!OPや「君のこころは輝いてるかい?」のPVでも意識的に描写されています。

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OPで主要メンバー全員が揃ったカットであったり、

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PV終盤でステージに示された太陽を中心に集まっていたりと、
Aquorsも輝きのバトンを受け取った存在であることを実感させてくれます。


さて、このようにして始まったラブライブ!サンシャイン!!でAqoursがμ'sとは違う物語をどのように魅せていくのか。
引き続き期待していきたいです。

『YYのりものフェスタ2016』ハイスクール・フリート スタッフトークショー『おじさんばかりでピンチ!』

2016/6/12 (日) 11時から行われた

「『YYのりものフェスタ2016』ハイスクール・フリート スタッフトークショー『おじさんばかりでピンチ!』」
のレポートです。

メモとおぼえている範囲なので前後、間違いはあるかもしれませんがあしからず。

 

場所:三笠公園 野外ステージ
開始:11:00
出演者:
●木村崇さん(司会)(宣伝/アニプレックス
●鈴木貴昭さん(原案)
●赤坂奉基さん(プロデューサー/コミックアライブ編集)
村上弘明さん(プロデューサー/クロメア)
●柏田真一郎さん(プロデューサー/アニプレックス
●矢部賢一さん(横須賀市経済部観光企画課)
※以下敬称略

 

■OP

おじさんが一人ずつ挨拶&好きなはれかぜ乗務員の紹介。

鈴木「『おはー↑よ→ございます』という挨拶がですね、アフレコ現場で流行ってまして」
鈴木「同じ発音で『おはー↑よ→ございます!』」
 (会場「おはー↑よ→ございます!」)
鈴木「ありがとうございます。原案の鈴木貴昭です。
   動くと麻侖ちゃんが凄い面白い生き物になってますんで好きです」
鈴木「イベント来ると見た顔がいっぱい居てですね安心します。
   いつもありがとうございます」

赤坂「おはー↑よ→ございます!」
 (会場「おはー↑よ→ございます!」)
赤坂「皆様ほぼほぼ初めてましてだと思いますがよろしくお願いします」

赤坂「鈴木さんは麻侖ちゃんが好きということですが、私はクロちゃんが好きです」

村上「皆さんおはようございます。この流れやった方が良いと思うんですが
   面倒くさいのでやめときます(笑)」
村上「グッズとかコミケ周りとかのこととか担当しております」
村上「好きな艦橋メンバーですけども……美海ちゃんということで」
 (会場「おー」)
村上「ちょっとマニアックな感じでブリッジメンバーでもないのですがスイマセン」

柏田「まさかこんなに集まっていただけると思っていなくて。
   皆さん暇ですね!と言いつつ。本当に前座のつもりで立ってます」
柏田「個人的にもうそろそろ年齢も40でですね、昔は本当に色々考えたんですが
   最近『あ、こいつら全員かわいいな。これは娘だな』と思うようになりまして」
柏田「なので嫁とは思わないように見てます(笑)」

矢部「おはようございまーす。横須賀市経済部観光企画課の矢部です」
矢部「好きなキャラなんですが、横須賀出身のキャラとかにした方が立場上
   良いと思うんですが!」
矢部「実際のところですね。メイちゃんとタマちゃんと後マチコさん、マッチとたくさん居ます」
 (会場笑)

 

■お仕事紹介&質問
おじさんが一人ずつお仕事の説明 &
物販で売られているTシャツを着ていたので紹介。
事務的な部分は割愛。

矢部「質問をしてみたいんですが良いですか?」
矢部「たまに聞かれるんですが横須賀女子海洋学校はどこにあるんですか?」

鈴木「皆さんの後ろを見ていただきますと猿島があるんですが
   あそこの辺りにあります。」

鈴木「実はこの作品色々取材させていただいて、当然横須賀もなんですが
   他に呉の(海上自衛隊)第一術科学校だとか大和ミュージアム
   それから佐世保行って(護衛艦)くらまと行ったんですがなぜか
   舞鶴だけは行けてないんで次は行きたいですね」

赤坂「あっとさんにキャラクターデザインを描いてもらったり
   コミカライズなどのスピンオフ作品を担当しています」
赤坂「最初にあっとさんの話を。作品発表の時からあっとさんにお願いしたのですが
   蓋を開けたらはれかぜ乗務員33名+α全員のキャラデをしてもらっていて…」
鈴木「艦橋組だけデザインしてもらえば良いなと思ってたんですが
   いつの間にかポンポンあがってきて(笑)」
赤坂「あっとさん脚本会議にも毎週参加してもらっていて
   その場で出来上がったシナリオを聴きながらキャラクターデザインをしていました」
矢部「中々無いですよね?暇じゃないですよね??」
鈴木「本会議中も『締め切りが~締め切りが~』って言ってましたよね(笑)」
赤坂「今は私があっとさんの担当ですが前は別の者が担当にあたっていて
   ぶっちゃけると『のんのんびより』という作品で」
赤坂「その担当さんから『ちょっとそっちの仕事しすぎじゃない?』とツッコミがありまして(笑)」
鈴木「のんのんびよりのファンから怒られませんか?というのが一番怖い(笑)」
赤坂「編集部の人間として今までってのんのんびよりのイメージがあったので
   こんなに色々なキャラが出てくるんだという驚きがありました」
赤坂「せっかくキャラクターデザインの話になったので1つだけ小ネタを」
赤坂「逃げ逃げ魂のリンちゃん。の髪の毛がツインテールじゃないですか?
   あのツインテールはあっとさんが飼っているペットの犬の耳をモチーフにしています」
 (会場笑)
赤坂「これ初公開のネタです!」
鈴木「小動物っぽいキャラ多いですしね」

赤坂「もう1つ。杵崎姉妹ってエプロンつけてるキャラ居るじゃないですか」
赤坂「上が赤で下が緑っていう。某有名な横スクロールのやつが元です」
(会場笑)
矢部「それ大丈夫なんですか?」
赤坂「もう戻れません」

赤坂「コミカライズの方の話で、阿部かなりさんに描いていただいている
   『はいふり』と言う。本編はいつの間にかハイスクール・フリートになっていましたが
   引き続きはいふりのままで続けています」

矢部「これ意図があるんですよね?柏田さん?」
柏田「意図も何も…スミマセン!2話以降録画できてなかったとか届いていますが!」
柏田「言い訳をさせていただくとですね、元々今回の作品のタイトルは
   ハイスクール・フリートだったんですよ。鈴木さんが出した時から。
   そこで何故『はいふり』にしたかと言うとですね、『はいふり』は彼女たちの
   前日譚なんですよ。ブルーマーメイドになるための。なので1話Aパートアイキャッチ
   までは『はいふり』なんですよ」
柏田「その後ハイスクール・フリートにしたんですけど、あそこまで『騙された!』
   と騒ぎになるとは思っていなくてですね!」
柏田「騙したつもりは毛頭ないんですが引くに引けなくなって…まあ、それでいいのかなって」
矢部「彼女たちは高校生になっていないのでハイスクールじゃないですもんね」
柏田「何を言ってももう言い訳ですね(笑)」

■今後のハイスクール・フリートについて
矢部「いよいよ11話、12話とクライマックスを迎えますが鈴木さん残り2話一体
   どういう話になるのでしょうか?」
鈴木「残り2話を元々作りたくて全体のお話を構成したので
   いよいよ皆様お待ちかねのアレとアレをやります」
鈴木「逆算で戦闘していっているので最終決戦と最後がどうなるかがあって
   それをやるために今までの話数を作ってきました」
鈴木「戦闘は最初に最終話が決まっていてどういうことをやるかが決まっていて
   そこに向けてこれまでの話があります」
鈴木「今までは1話構成でしたが最後は2話構成でやっていますので
   お楽しみということで」

矢部「最後にプロデューサーの柏田さんからですね、12話通して
   『ハイスクール・フリートってどんな作品だったのか?』
   をお話いただきたいと思います」
 (会場笑)

柏田「そうですね、鈴木さんも仰っていましたが11・12話を作りたいがために
   構成されてきていて。ぶっちゃけると12話-6時間の中で諸々やっていくには
   キャラクターの多さから足りていない部分もあるのですが根本的には
   明乃とましろの物語というところで考えています」
柏田「その柱を踏まえてそれぞれのキャラクターがどう成長するのかを
   注目していただきたいなと」
柏田「見応えがあるものを用意出来たと思いますので
   最後まで見届けていただきたいなと思います」

■最後の挨拶
村上「赤坂さんと僕の出番決まったの実は今週水曜だったんです」
柏田「犠牲者は多い方が良いかなと思って声をかけました」
 (会場笑)

赤坂「放送後2話となりましたが漫画はまだまだ続きます」
赤坂「むしろアニメ終わってから1本連載が新たに始まります」
矢部「誰のキャラクターなんですか?」
赤坂「ミーナです。過去からスタートするお話なのでドイツからスタートしますので
   皆様よろしくお願いします」
鈴木「何ではいふりのコミックはすぐ無くなったの?」
赤坂「誤解されてるかと思いますが、決してちょっとしか刷らなかったわけじゃないですから!」
柏田「じゃあ初版いくつ刷ったの?」
赤坂「危ない危ない(笑)具体的には言えませんけど今最初に刷った数字の2.云倍は重版しています」

矢部「昨日の10話で横須賀名物チーズケーキも出していただいて実際に
   横須賀11店舗で美味しいチーズケーキが食べられますのでお召し上がりいただければなと」

柏田「今日で横須賀に来たのも軽く10回を超え親近感を覚えていますが
   今日来たのは録画できなくてスミマセンというお詫びに来ただけです!」
柏田「本当に自分の責任なんで。監督の鈴木さんは全く悪くないので!」
柏田「全て私が悪うございました!!」
柏田「作品については監督ともども血反吐はきながらやっていますので
   最後までお付き合いいただければと思っております」
柏田「はいふりとは結局何だったんだ?というところは
   皆様の中で考えていただいて。楽しんでもらえればと」
 (会場笑)
柏田「これからも続きますので応援よろしくお願いいたします!」

鈴木「はいふり、我々-理解と和解と成長の物語という風に作っています。
   やっと明乃とましろがちょっと分かり合えたかなと」
鈴木「今までの話数も最終話へ至る小ネタも入れていますので
   一挙上映会とか…やってもらえませんかね?」
矢部「いわゆるニコ生一挙放映的な?出来るかどうかは分かりませんが
   努力してみます」
鈴木「皆様のお声にかかっていますので!よろしくお願いします!」


無事決まったようなので海の仲間は忘れないように。

2016/4/24 (日) プリティーリズム・ディアマイフューチャー Blu-ray BOX-2 予約・購入特典トークイベント

2016/4/24 (日) 13時から行われた

プリティーリズム・ディアマイフューチャー Blu-ray BOX-2 予約・購入特典トークイベント」
のレポートです。

メモとおぼえている範囲なので前後、間違いはあるかもしれませんがあしからず。

 

場所:秋葉原UDX NEX-1
開始:13:00
出演者:
●西浩子さん(司会)
大久保瑠美さん(上葉みあ役)
高森奈津美さん(深山れいな役)
津田美波さん(志々美かりん役)
佐倉綾音さん(大瑠璃あやみ役)

 

■OP

並び順(BD-BOX1のパッケージと同じ順)
下手←津田ちゃん、瑠美さん、なつ姉、あやねる→上手

 

まずは4人が登場、一人ずつ挨拶。

瑠美さん「みあがいっちばーん!」
会場「いっちばーん!」
瑠美さん「ありがとうございます、時間経つのにこれで返してもらえるこの喜び!」

 

なつ姉「実はプリティーリズムのイベント初参加に…(笑)なるんだと思いますね」
(歓声)
なつ姉「皆さんお待たせしました~」

 

津田ちゃん「皆さんギャラクティカ元気ですかー!」
(歓声)
津田ちゃん「久しぶりにギャラクティカって言いました!」

 

あやねる「今日は皆さんの笑顔!メモメモですぅ!」
(歓声)
あやねる「(トーン下がって)今日はよろしくお願いします」

 

瑠美さん「(フラッシュ)グローブ率が高い」
津田ちゃん「確かに結構居る」
あやねる「あと女子が多い」
なつ姉「女子ー!」
(挙手&歓声)
なつ姉「いいねいいね~!」
瑠美さん「もちろん聞くよ?男子ー!」
(挙手&歓声)
あやねる「どっちもあげてない人は…おじさーん!?」
(間があってまばらな歓声)
あやねる「若人~!?」
(歓声)
あやねる「おじさん負けてない?」
なつ姉「プリリズおじさーん?プリパラおじさーん?」
(歓声)
津田ちゃん「なんか色々混ざってる」
西さん「あやねるにとって何歳までが若人なのか分からない」
あやねる「そうですね、2…3…」
西さん「あ、聞かなかったことにします」

 

■久しぶりにご自身のキャラクターに会ってどうですか?

瑠美さん「実はプリティーリズムのイベントには結構出させていただいていて」
瑠美さん「意外と終わった後の方が。劇場版の舞台挨拶だったり…後まあ歌わなかったんですけど!」
(会場&全員爆笑)
なつ姉「皆の前で歌いたかったのに!」
なつ姉「私送ったから。『心は1つだよ』って」
瑠美さん「一昨年の12月にプリティーリズムとプリパラの合同イベントがあって」
瑠美さん「その時になつ姉から『心は1つだよ』ってLINEが来た(笑)」
なつ姉「私達の代表でね」
瑠美さん「歌は…まあそんなことは良いですよ!些細なことですよ!」
瑠美さん「それよりも出させてもらったことの方が嬉しかったです」
瑠美さん「それから1人で出させてもらうイベントもあって。
     1年に1・2回くらいみあとは一緒に会う機会もあって。懐かしいという気持ちより
     終わってからこんなに関われることが嬉しいなって思ってます」


なつ姉「…何の質問でしたっけ?(笑)」
なつ姉「最近コメンタリーと取材を受けて、津田ちゃんは来られなかったけど」
津田ちゃん「うん、そうなの」
瑠美さん「替わりに監督が」
なつ姉「かりんちゃんですって顔して監督が」
あやねる「『津田美波です』って言ってたよ」
津田ちゃん「えー!?」
なつ姉「津田美波として来てくれたよ(笑)」
西さん「おじさんがね~」

 

なつ姉「久々にプリティーリズムに触れて、皆と話すと思い出すことが多い」
なつ姉「ご無沙汰って感じはしないんですけど……幸せになりたかった(笑)」
なつ姉「リアルで考えるともう高校生かな?れいなが1番年上で」
なつ姉「いつき君とは進展あったのかな?」
あやねる「どこまで行ったのかな。順番をちゃんと踏んで欲しい」
あやねる「つきあって2年?3年?」
なつ姉「でも放送だとつきあってないから」
あやねる「もし放送終わって半年後につきあってたとして」
あやねる「3年目だから1番ヤバイ時!」
なつ姉「別れるとか別れないの瀬戸際!」
津田ちゃん「あやねるゲスいよ(笑)」
あやねる「そんなことばっかり考えちゃう(笑)」


津田ちゃん「かりんは色恋沙汰もなく、一家の大黒柱的なお姉ちゃんで幸せになってくれよって」
津田ちゃん「今イベントやるってことでオーディションの話を思い出しました」
西さん「オーディションの時は何役で?」
津田ちゃん「最初は受けてた役が違って、れいな?別の役も受けて欲しいって言われたのがかりんで」
津田ちゃん「『なんとかなるっしょ!』って書いてあって。あまり時間も無くてなんとかなるっしょ!と

      思って「すぐやりまーす」って返事したら音響監督さんから「え?はやくね?」と言われ」
津田ちゃん「「大丈夫なの?ちゃんと読んだ?」って聞かれて
      「なんとかなるっしょ!って思いました~」と答えたら受かりました」
西さん「とんでもない誕生秘話ですね」


あやねる「私もれいなとみあを受けてあやみは受けてなかった」
あやねる「後でレギュラー決まりましたって事務所から言われて

    「何の役ですか?」って聞いたら「あやみです」って言われて」
あやねる「…誰?ってなった(笑)」
なつ姉「最初オーディションの時だと名前が違ったりしたんだよね」
あやねる「そう。違ったし自分が受けるキャラ以外の資料を貰ってなかったので誰か分かんなくて」
あやねる「モブ??って思ってた」
あやねる「蓋を開けてみたらメインの4人メンバーですよと言われ

     しかも性格がみあとれいなとは全然違うので私の何を見てあやみにしたのかなと疑問でしたね」
西さん「その謎は解決してないんですか?」
あやねる「後で聞きました。オーディションの時はクレジットを入れてから受けるんですが」
あやねる「クレジットの時の素の声があやみっぽかったからあやみにしましたと言われて」
なつ姉「ポテンシャルよ」
あやねる「あ、良い言い方ですね」
あやねる「その時はあやみがどんどん変な声になっていくとは思ってなくて」
あやねる「監督にどうしてか聞くと何故か私のせいにされるんですよね」
津田ちゃん「ポテンシャルかな?」
瑠美さん「ポテンシャルだよ」
西さん「女子高生でしたね」
あやねる「当時は女子高生でしたね」
瑠美さん「制服で来てた!」
あやねる「高校の卒業式とアフレコが被って…お休みさせてもらいました」
あやねる「私の青春時代は全部ここに置いてきたなと。良い意味で」

 

■アフレコ当時のアドリブは?

瑠美さん「アドリブの殴り合いだったんだよね」
あやねる「だって千葉繁さんがいらっしゃったんですよ?」
瑠美さん「台本に書いてあること読まないもんね」
あやねる「千葉さんはテストと本番で台詞が違う!」
全員「そう!そうなのよ!」
あやねる「ある意味ちょっと問題がある(笑)」

 

瑠美さん「もう1人居た千葉進歩さんが本番中に「さらばだ!サラダバー!」って」
瑠美さん「本当やめてくれよ~次こっちは本番控えてるんだよ!と笑いを堪えるのに大変でした」
なつ姉「大体一緒に出てるしね」
瑠美さん「プリズムエース様としてね。色々お勉強させてもらいました」

 

あやねる「オーディオコメンタリーの後に一緒に取材を受けて」
あやねる「監督と4人で。1話のアフレコの時に音響監督さんから
     「台本に書いてある台詞はあてにならないから」と言われ」
瑠美さん「気にしなくていいって」
あやねる「自分たちで台詞はつくり上げるものだと言われ、みんな新人だったからかなり苦しめられて」
瑠美さん「全員そんなことあるの?と思ってた」
あやねる「私に関してはちょっとキレるという」
なつ姉「女子高生だったからね」
あやねる「1番尖ってた時期だったから」
瑠美さん「何故若者はキレるのか?という本をあげたいくらい」
あやねる「それ脚本家の仕事じゃないの!?って」
瑠美さん「仰るとおりです」
あやねる「私達が5時間というアフレコ時間で変えちゃうのは失礼じゃない?と思ったんですよ」
あやねる「脚本家さんが魂を込めて書いてるはずだし」
あやねる「でもW千葉さんがぶっ壊していくという(笑)」
瑠美さん「なんなら脚本家は笑ってたから!」
あやねる「でこさんはずっと笑ってた(笑)」


なつ姉「私は常識人役だったからそんなに苦しまなかった」
なつ姉「こらー!って。みあー!しか言ってなかった(笑)」
瑠美さん「なつ姉はジャンプした後のアドリブが上手かった」
なつ姉「え?何したの?私」
瑠美さん「キュキュんがキューン」
なつ姉「キュキュん”が”キューンからキュキュん”の”キューンになったか、
キュキュん”の”キューンからキュキュん”が”キューンになってるんだよ確か」
瑠美さん「そうなの?アレを入れる勇気が当時無かった」
なつ姉「でも論議になったよ。音響監督さんと

    「あれ?前は”が”じゃなかったですか?”の”でしたっけ?」って」

あやねる「台詞入れるの勇気いるから皆誤魔化して「うふっ」とか言ってた」
あやねる「なつさんが先陣を切ってハードルを上げてしまった」
なつ姉「最初に飛んだしね」
なつ姉「胸キュ~ン」
4人「た・い・け・ん!」
なつ姉「キュキュんのキューン!!!」
(会場拍手)

 

なつ姉「後半に(片岡)あづさちゃんが先輩チームで飛ぶと異世界に行っちゃうことが多いんだけど」
なつ姉「『私生まれた!』って!アドリブですからね」
(会場爆笑)
あやねる「さすがだわえのきセンパイ」
なつ姉「なにこれーって感動しました。さすが1年多く飛んできた先輩ってなりました」
瑠美さん「よく飲み会の肴にされてますよね」
あやねる「あいつやべーよ!って」


津田ちゃん「1個だけアドリブ言えって言われて「笑顔ギュイーン」だけアドリブだったかな?」
津田ちゃん「テストで笑顔ギュイーン言った後は何も言われなくて」
津田ちゃん「逆に不安になって本番で違うやつを試したら「戻して」って言われたのは覚えてる」
瑠美さん「アドリブ言った後に「今の無い」って言われると心折れるよね」
なつ姉「別なのにしてと言われてもそんなに引き出しないよ」


あやねる「音響監督の長崎さんはざっくばらんなおじさんだから。考えるな感じろみたいな」
なつ姉「具体的なことはなくて。面白いことを言ってと」
あやねる「不思議だよね。ラブライブ!とかどうしてるんだろう?」
4人「そうだよね~。京極さんだし」
西さん「ちょっと雲行きも怪しくなってきましたので違う話に…」
(会場&全員爆笑)
津田ちゃん「晴れた!晴れた!怪しくないよ!」
瑠美さん「いい感じでしたよ!温まってきたから!」
なつ姉「この場に居ないのに(笑)」
あやねる「行男いい人」
津田ちゃん「何で下の名前で呼んだの!?」
あやねる「行男」
津田ちゃん「今思い出したよ下の名前!」
あやねる「なんでかTwitterのアカウントがkameari_kanataなんだよね」
西さん「住んでるところなんですよね」
4人「へ~」
西さん「いや分かんないです。この話もういっか」
(会場&全員爆笑)


■1年間51話で思い出深い話数は?

スクリーンに映し出される51話分のサブタイトル

4人「おぉ~」
なつ姉「「失われる明日」って急に作品の系統変わってる」
あやねる「「失われる明日」からの「未来の私がいっちばーん!」で立ち直りはやすぎる」
津田ちゃん「終わりに近いから!どんどんテンポアップしてかないと!」

 

あやねる「途中でも結末が決まってないのが凄かった」
西さん「走りながら考えてますからね」
あやねる「ちゃんと終わるからプリティーシリーズは凄い」

 

瑠美さん「1年間はキャラを積み重ねるのに時間をかけられる。

     私だったらですけど、みあがちゃんと落ち着くところまで行ったのが良かった」
瑠美さん「ヘインと喧嘩してライバルだけど友達だからになって」
瑠美さん「最初の頃は友情を育むという描写がそんなになかったから印象に残ってる」

 

なつ姉「47話とか電車の中吊り広告みたい(笑)」
※47話「ワガママみあ 前代未聞のドタキャン騒動」

 

西さん「大久保さんは話してくれましたが、お一人ずつ印象に残っている話数は?」


なつ姉「30話 ハロウィンコーデはラブミックスコンチェルト」
なつ姉「れいなはいつき君と進展ないけど恋だけはしているで1年間…」
なつ姉「1年通して苦労人で年上だったし、でもお姫様扱いされたので嬉しかった」
西さん「あそこのれいなは可愛かったです」
なつ姉「ここだけの衣装だったので。ハロウィンの衣装本当に可愛くて良かったです」

 

津田ちゃん「今見て笑っちゃったんだけど…動物園の王者、シユン。文字面としても面白くて」
津田ちゃん「弟がたくさん出てきて」
西さん「量産型の」
津田ちゃん「もしかしたらなに松くんみたいな(笑)」
津田ちゃん「シユンと仲良くなれた回で。金ちゃんっていう子が新人として

      とても苦戦していたのをよく覚えています」
津田ちゃん「あのライオンに乗って猛獣使いになっていたのが凄い覚えてますね。

      後はショウさんの入水とか」
なつ姉「9話!」
瑠美さん「入水するの早かったの!ファート入水があの辺」
なつ姉「でもお台場でしょ?お台場入水って(笑)」

 

津田ちゃん「後はあれチャムの大冒険」
なつ姉「何の練習もなく一気にチャムになって。これはどうなる…って」
瑠美さん「なつ姉のチャムは最後『チャム』じゃなくて『チャムチャ~』って」
なつ姉「そう、チャーで締めてた」
あやねる「私ずっと何か食ってた」
3人「食べてた!」
あやねる「普通のチャムがなかった。モッ”!モッ”!って食ってた」
瑠美さん「私はスタンダードチャムだった」
なつ姉「かりんチャムは?」
津田ちゃん「かりんチャムはミキサーさんに「かりんのチャムは言ってること分かった」って言われた」
なつ姉「通じちゃったんだ」
津田ちゃん「ちゃんと意味を込めて喋ってたからちょっと嬉しかった」
西さん「ただの危ない人ですねそれは」
(会場爆笑)

 

西さん「ヤミーはずっとドーナツ食べてましたね」
あやねる「だから何も考えてなくて食べることだけに闘志を燃やしてた」
あやねる「ワイプも食べてるから遅れてて可愛かった、色もピンクで売れる色って言われて」
なつ姉「灰色~私の灰色~(笑)」


西さん「あやねるさんの1番印象に残ってる話数は?」
あやねる「6話メモメモ禁止は困るのです!が1番見てます。未だにHDDに残ってて何十回も見てる」
あやねる「キャラが固まった感じがする」
あやねる「後Sproutsの曲が好きすぎてMirage JET。仮歌を聞いた瞬間に『勝った!!!』と思った!」
あやねる「我らが1番かわいい!!!」
(会場爆笑)
あやねる「それぞれテイストが違ってその時は皆が皆かわいいと思ったはず」
あやねる「あやみだけワンピースを着ていてれいなとジェウンがタキシードみたいな衣装で。
     エスコートしてくれる感じが最高に好き」
あやねる「レコーディングの時は最後だったけど1オクターブ上で歌ってくださいと言われて
     神秘的な曲になったんです」
なつ姉「私ハモリ取ってないもんね」
あやねる「2人のポジションとあやみの女の子ポジションが曲にも出てる」

 

■菱田マサカズ監督からのメッセージ

西さんよりメッセージがあることが読み上げられる
(会場歓声&笑)

 

瑠美さん「客席で笑ってる人はなんなん?この展開分かる人は分かるよね」
あやねる「監督…でもこじらせてるんですよね」
(会場大爆笑)
津田ちゃん「こじらせてる人が私やったの?こわっ!」
あやねる「こじらせてないと出来ないでしょ」
(会場大爆笑)

 

西さんよりメッセージ読み上げ
「今回はなかずみーが奇跡的に揃ったので汚いおっさんがじゃまするのはやめます。
 4人集まる機会が出来て嬉しく思います。ディアマイの頃はほぼ新人でしたが
 今ではすっかり売れてしまって4人ともすっかり高嶺の花になりましたね。
 おじさんはとても嬉しいです。引き続きさらなる活躍を願っております。
 また現場で会ったら優しくしてね」

(会場拍手)

 

瑠美さん「劇場版の挨拶の時より…こんな良いメッセージくれるなんてありがとうございます監督」
西さん「その時どんな感じだったんですか?」
瑠美さん「『大久保さん元気ー?劇場版もいっちょよろしく』みたいな」
あやねる「距離感間違えてたの気づいたんだ」

 

瑠美さん「居るの?今日居るんじゃない?」
西さん「来てないそうです。行くって言ってたんですが」
なつ姉「保護者のおじさんみたいだよね」
西さん「親戚のおじさんでしたね」

 

瑠美さん「インタビューの時も当時の熱い話を聞けたのが良かった」
あやねる「今だからこそ言えるやつ」
西さん「良いおじさんでしたね」
津田ちゃん「生きてる生きてる!」

 

■RLのBD-BOX宣伝

西さん「佐倉さんはりんね役で出てらして…大久保さんもみあにそっくりな役で」
(会場爆笑)
瑠美さん「本番の日までわからなかったんです」
瑠美さん「当日キャラデザもらって「みあですよね!?」って」
瑠美さん「でも長崎さんと監督は「ちがうちがうちがう」」
瑠美さん「無理あるわ(笑)」


■最後の挨拶

あやねる「4人で会うのが久しぶりでしばらく何年か会ってない人もいて

     1年携わるといろんな話が積もっていて」
あやねる「まだまだ話し足りないこともあったりするんです」
あやねる「またどこかでお会いできる機会があればお話しましょう」

 

津田ちゃん「残念ながらコメンタリーとかインタビューは参加できなかったりしてたんですが」
津田ちゃん「こうやって話せる機会があって嬉しくて」
津田ちゃん「1人で思い出すより4人で話してると色んな事を思い出せて」
津田ちゃん「だから4人だけじゃなくて皆ともお話できる機会がまたあればなと思います」

 

なつ姉「目の前でプリティーリズムの話をする機会が本当になくて」
なつ姉「楽しい話がどんどん思い出されてきて、今になって新しい発見もあって楽しいなと」
なつ姉「皆さんの支えでこういうイベントも開けてBOXも出て。1年モノでBOXって凄いことですよ」
なつ姉「あと、いつき君のことも思い出すことができて(笑)」
なつ姉何かのツボに入って爆笑
あやねる「大丈夫大丈夫」
なつ姉「なにしてんだろいつき君」
瑠美さん「結婚するかもしれないじゃん!」
なつ姉「あいらお姉ちゃんができるかも…でもお姉ちゃん大好きだし…お姉ちゃんに勝てないんだよね」
なつ姉「そのうち勝てるようになりたいなと!」
なつ姉「曲も素敵だしアドリブをまたBOXで堪能してもらえたらなと思います」

 

瑠美さん「改めてプリティーリズムDMFというアニメにあの時にこのメンバーでできて良かったなと」
瑠美さん「1年間主役をやるという重みを皆に支えてもらって勉強させてもらって」
瑠美さん「何年たっても仲良くできて思い出せるメンバーはそうそう無いと思うので

     本当に良かったなと思います」

 

瑠美さん「実は楽屋でもいろんな話をしてて、プリティーリズム関係ない話でも超盛り上がってて!」
瑠美さん「私が課金しすぎていてそれをあやねるに蔑んだ目で見てもらうみたいな遊びをやったり」
(会場爆笑)


瑠美さん「そういうのが出来るのが凄く嬉しい!またこのメンバーでイベントできたらなと思います!」


■あとがき

諦めかけていた夢が叶う瞬間でした。
もう無いなと覚悟していたのでまずイベントを開いてくれたこと自体が嬉しかったし
それぞれが違う道を歩んでいてもまたこうやってすぐに戻ってこれるところが
Prizmmy☆を感じさせてくれました。
ファンも含めて今を生きていればいつかの未来は必ず訪れる。
そういう物語に相応しいイベントだったと思います。

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

一昨年からTwitter上で見かけ面白そうだと思い、自分が見た作品の整理にもなるので参加している企画です。
Twitterでは長くなりすぎたこと、後から見返すこともあるだろうという気持ちもあってブログにすることにしました。

「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記

 ルール
 ・2015年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
 ・1作品につき上限1話。
 ・順位は付けない。

順番は関西放送順です。

脚本:浦畑達彦 演出:平牧大輔 絵コンテ:篠原俊哉
作画監督:川面恒介、竹田欣弘、佐藤陽子、宮川智恵子、朱絃沰、川村夏生

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何十年も夢から醒めない人なんているだろうか。
そんな夢物語を信じさせてくれるからこそのフィクションだと思うのです。
どんなフィルムでも作った人達の願いが込められている。その想いは何年経過しても色あせないものです。
どれだけ酷評されていても最初からつまらないものを作ろうとしている人なんて居ないんじゃないか。
1クール毎に入れ替わり立ち替わりする作品をあくせく見ている自分へも強く突き刺さりました。 

自分がやってきたことを信じきれなくなっていた宮森もかつて見たアニメ、記憶の残照によって
改めて心を揺り動かされます。
そして新しいモノを作ろうと彼女は再びアクセルを踏みはじめるのです。
人にはドラマがあって、がむしゃらに生きた証が道になり、魅せられた人が新しい山に挑もうとする。
夢の連鎖が人の輪になって繋がっていく。アニメが時間を接続して作られる工程とも通じる理があります。
SHIROBAKOから1話選ぶのであればこれですね。 

脚本:橋口いくよ 演出:矢花馨 絵コンテ:井出安軌 
作画監督:Yoo seung hee、小川浩司、飯泉俊臣、水野隆宏

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少ハリはアイドルアニメなのですがアイドルとは?をずっと問い続け
ジョーカーをきりつづけるような内容で…
面白いけれど見ていて毎回心がズタズタにされ疲れるのが難点でした。 

突然センターという重要な役割を任されることになったカケル君が
本人の意志や気持ちとは関係なく”少年ハリウッドのセンター”というレッテルを貼られ戸惑っていく。
社長が語りかける言葉通り、アイドルとはこの世に人の姿で現れた現人神そのものであり
全ての欲望を任された生け贄でもあると。
そういった偶像感がファンとの関係性をとてもよく表しており
女性声優の追っかけをやっているような自分からすると強いシンパシーを感じずにはいられなかった。
暴力的な自責思考がアイドルの一挙手一投足すべてに意味性を付与してしまう。
かくも罪深いものであるかと頭を抱えるお話。
そして、ファンがアイドルの心情を察することが出来ないのと同様に
いつだって葛藤を抱えてハードルを越えていくしかないカケル君の姿に心打たれました。
他には第16話「本物の握手」も大好きです。 

脚本:倉田英之 演出:谷口悟朗、渡邉徹明 絵コンテ:谷口悟朗 
総作画監督千羽由利子中田栄治

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中世フランスの百年戦争の時代を舞台にした谷口悟朗監督の作品。
久々に監督業をされるということで期待半分、不安半分でしたが何のことはなく。
人と魔女と神が苛酷な時代をどう生きぬいてきたかを真摯に丁寧に真正面から扱い描いています。

社会は多様であるべきではなく、元々多様的で、一つ生きている場所や時をまたいでしまえば色々な考え方がある。
キリスト教というシステムを軸に実に分かりやすく表現しており、
作中の言葉を借りれば「小気味良く」締めた最終回でした。

大切なのは多様性を受け入れる寛容性ではなく棲み分けることなのは
恨まれもし羨まれもし感謝もされるマリアを見るとよく分かります。
それでも関わってしまえば自分からは切り離せない存在となって共に影響しあう隣人になってしまう。
そうやって生を全うしてきた過去があるからこそ今に紡がれ繋がっている。
「時々でいいから思い出して欲しい」というケルヌンノスの台詞が印象深い。
また、塩にされてしまったベルナールの思想ですら現代に生きているというのが良いですね。

脚本:山口宏 演出:稲垣隆行 絵コンテ:宮崎なぎさ 
作画監督:安達祐輔、武本大介、Han Jung Y、Seo Jung Duk

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おもしろさとは何だろう?
人それぞれに感じ方があって、大勢の人に楽しさを感じてもらう方法とはなんだろうと考えさせられた作品から1つ。
冬の四大ラノベアニメの1つとしてとりわけ話題になった当作品ですが、独自のエンターテイメント性を遺憾なく発揮していたなと思います。
視聴者に驚きを与え続け、飽きない作品として低予算ながらも出来ることを真摯に見つめ提供し続けてくれました。
聖剣使いの禁呪詠唱はコメディ要素もあって、作画も決して良いとは言えませんがとにかく真剣だったことがとても好きなのです。
真剣さがないと笑いに転化することは不可能であっただろうし
ルーティーンとなった決め台詞も最終回においてここまで盛り上がる要素にならなかったでしょう。
誰もがエンシェントドラゴンを諸葉が倒すことは分かっている。
大事なのはその過程で、ファンが1番望んでいる「思い…出した…!」という台詞をサツキと静乃が
最初に言うという発展性、そして、
劇伴・挿入歌をこれでもかといわんばかりの王道の演出でかけ
期待に応えてくれました。

ファンムービーとして最高だったことは言うまでもありませんが、アニメオリジナルの展開において
作品がもった魅力を全て引き出した屈指の回だったと思います。
本当にありがとうディオメディア

脚本:佐伯昭志 演出:春藤佳奈 絵コンテ:佐伯昭志、春藤佳奈 作画監督:橋口隼人

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すばるとあおいの関係性の象徴として
宮沢賢治の「星めぐりの歌」が使われた回として印象に残っています。
ただ、そうした知識を知らずとも、作品自体は楽しめ理解できる様に作られており
アニメーションを楽しむ可能性がふんだんに詰め込まれているぞと放送当時何度も見なおした話数です。
お互いの周囲を回転する2つのエンジンのかけらを捕らえるために
すれ違ってきたあおいとすばるが息を合わせるシーン。
そこで突然「星めぐりの歌」が出てきます。
それまで伏線はほとんどないのですが
「昔、よくこの歌を2人は歌ったんだな」と分かった時には
もう2つのエンジンのかけらが1つになって捕らえられている。
いくら違う道を歩んで今は少し心が離れてしまっていても、過去に体験した共通の思い出は確かにあったこととして存在している。
何かの拍子に思い出してしまえばドライブシャフトが描く軌跡の様に2人の距離を一気にゼロにしてしまう。
すばるとあおいの台詞のテンポも劇的変化を遂げリズミカルに。
劇伴のかかるタイミングも秀逸でシナジー効果が素晴らしい。
映像の美しさや派手さも当然あるのですが、それ以上に目的と心情が合致する”流れ”の牽引力が凄くて
プレアデスに惹かれるキッカケになったお話です。

  • えとたま 第陸(6)話「虎計三笑(こけいさんしょう)」

脚本:赤尾でこ 演出:安藤良 絵コンテ:追崎史敏 
CGコンテ:新井陽平 作画監督:渋谷秀

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2015年で1番、心を鷲掴みにされた作品。
アニメーションは時間の積み重ねである。
そして時間を気にする必要がない物語こそ時間を越境できる要素である。
1クール作品で言ってしまえば干支分の”お当番回”をこなす必要があったえとたまですが
お話を語る過程が少なくても未来の可能性を想起させ信じることで時間を積み重ねることはできると証明してくれました。
何の思い出が無くても今感じている隣人愛のようなものを熱く語るにゃ~たんに
タケルだけでなく私も感化され、最後までこの作品を応援しようと決めた話でした。
また、えとたまを見ていてよく感じることに、視聴者≒タケルというメタ構造を取っているシーンがあります。
この6話も例外ではなく、にゃ~たん(3DCG)をソルラルテレビ越しに見守るタケル(2DCG)が強調されていて
人種という次元を越えられないことがよく伝わってくるのですが、
えとたまを見ている視聴者とも構図が被って多重的な場面になっています。
にゃ~たんの訴えはタケルだけでなくスクリーンを通した我々も巻き込んだ形で行われているというのが実に面白い。
あともう1つ見どころとして白組制作の3DCGによるバトルシーンがあります。
モーションの強弱やカメラワーク、ド派手なエフェクトによる気持ちよさもそうですが
表情付けが豊かであったこと、にゃ~たんの気持ちを代弁するかのような重みが伝わってきて良かった。
3DCGって重さを表現するのはとても難しいのですよ。
にゃ~たんが真剣に語る気持ちとシンクロしてかなりグッときました。
「登場人物の誰かが3話で死ぬ」というメタ的要素をコメディタッチに描き
後々シリアスに~と、変幻自在に組み込む起点となった3話や
3DCGで動かさなくても十分魅せられることが分かった将棋回、
全てが収束して新しい始まりを描いた12話と
えとたまから選ぶのはえらく難儀しましたが、1つだけ選ぶなら6話ということで。

脚本:花田十輝 演出:藤田春香 絵コンテ:藤田春香 作画監督:秋竹斉一

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何となく練習や試練を乗り越え、何となく皆が仲良くなって、何となくコンクールを突破していく。
そんな風にユーフォニアムを決めつけていた私の予想をことごとく裏切ってくれるキッカケになった8話。
特別になりたいという意識が久美子に芽生えた回であり
発端となった麗奈の描写がとにかく美しい。
線画部分に色をつけることで静寂の夜においてもインパクトあるショットになっており
ただの部活であるのに、久美子と麗奈にとっては自らの存在全てをかけても良い特別と化している。
色恋沙汰を他所に置くように大吉山の上でセッションする様子は2人きりの世界そのもの。
眼下に灯る街の光によって浮き彫りになる彼女たちから伝わってくる空気にあてられ
心地よい高揚感に包まれました。
シリーズ通して言えることですが、久美子を演じた黒沢ともよさんの演技プランが良かった。
心の底にくえないものを抱いている今時の女子高生感がナチュラルに発揮されており
とんでもない闇を感じられます。
ともよ様恐い。

脚本:大野敏哉 演出:今井友紀子 絵コンテ:今井友紀子 
作画監督近藤圭一、栗原優、野々下いおり

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原作のS&Mシリーズは読んだ上でよくやってくれましたと見終わった後に拍手せざるを得ませんでした。
密室事件の謎を物理的に密室であるが、発想はどこまでも自分が許す限り自由であるVR空間で解き明かす回。
会話劇が主体になる作品なので演出が肝になるし、人物を動かすことは難しい、画的に魅せるのも…と
10話に来るまで思わせておいてガラッと訪れる変化が見事。
最後に挟まれる真賀田四季の殺人シーンも秀逸。
真賀田四季犀川先生、萌絵の3人が同じ空間に存在する。
しかし視えている世界がそれぞれ違うという。
海底の深淵に落ちていく真賀田四季と浮力に逆らいきれない犀川先生の対比が素晴らしい。
秀才と非凡を主点に置くことで天才である真賀田四季を描いており
今回の謎解きはあくまで犀川先生の視点で語られている。
どうして殺したかという理由は、どういう過程であったかという真相は分からない。
でも分からなくていい。
その理由は死ぬまで思考し続けることで生きることに繋がるのだから。
謎解きよりも「自由とは何か?」「人はどこから来てどこへいくのか?」という哲学的要素へ強烈に惹かれるかどうかで
好き嫌いが真っ二つに分かれそうだなと思いはするものの
私は犀川先生が好きなのですよ。とても。
その思考を視覚的に見せてくれただけでアニメにした意味があると思える回でした。

脚本:佐藤裕 演出:佐竹秀幸 絵コンテ:げそいくお 
作画監督:國松有史、西道拓哉、武田牧子

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後半のハッカドールは4号がオチで死ぬなどのセルフパロや
現実世界で使われた台詞を持ってくるメタ構造、ウルトラスーパーアニメタイムで同時放送されている作品の枠を飛び越え
混沌としつつも1つのエンタメ作品に仕上がっていてとても楽しかったです。
テンポ、泥臭さ、真剣さと雑さのバランスがとても良かったと思います。
1番の選出理由としては声優ファン心理をよく理解されているなと思ったからです。
声優ファンの竹内君の回想が全て自分本位である、
ゆっぴー(CV青山吉能もニヤリとするところ)の歌う「Doesn't Know Anything」が
ファンは声優の心理をうかがい知ることが出来ない、
それでも応援してくれてありがとうという意味が込められていたり、
最後に引退を決めたゆっぴーに認知されて死んで逝く竹内君は声優ファンとして最高の死を迎えていますし。
そして、とにかく何もしていないのに4号が死にまくるのがズルい。
今まで散々オチに使われてきたのに意味もなく殺されてしまう軽さ。
少しは竹内君を見習えよと。

脚本:ヤスカワショウゴ 演出:徳本善信、大沼心 絵コンテ:澤井幸次 
総作画監督:小松原聖、よち、野田康行

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4話、10話と悩みつつやっぱりこれ!
段取りが上手かった。
言うまでもなくラストの対雷切戦までのドラマの作り方である。
どん底の淵まで落とされてしまう一輝が復活し対戦相手の刀華が真っ向勝負という条件を全て飲んでくれるという
とても都合の良い物語ですが、そんなことは些末事だと気にならない段階まで
気持ちよくテンションを上げてくれました。説明も過不足ありませんでしたしね。
そして何が気持ち良かったって、戦う理由を丁寧に組んだ上で舞台にあがれば
「はいさようなら」ですよ。
勝負はたったの一撃で、一瞬で決まってしまうという無慈悲さ。
このシンプルさこそが醍醐味で、そこで活かされることと言えば
戦う理由でも、周りからの期待や賞賛、惚れた女との約束でもなく
ただ骨身に染み渡った己自身の信念(エゴ)という暴力性。
信じられるのは。最後に頼れるのは。武に捧げた身だけ。
どう生きて、どうやって死ぬか。
そういったアイデンティティを色として表現すること、
大胆にも白黒と赤のみにしてしまう思い切りの良さも
OPで1話から布石を打っておいたからこそ成せる業。
切り捨ててこそ何かを得ることができるという無骨な物語は
英雄譚と呼ぶにふさわしい最高のクライマックスでした。

  • まとめ

話数単位で考えるとチョイスが難しい年だったかなと思います。
それだけバランスよく狙った構成になっている作品が多かったのかもしれません。
去年は長期に渡って放映されているアニメをほとんど見ることが出来なかったので
今年は多少新作アニメを減らしても追いつきたいな。
旧作アイドルアニメもフォローしていきたいのですが。
それでは、まだ見ぬ素敵な出会いに胸を高まらせつつ
今年もよろしくお願いします。