人には名前がある

好きなことについて書きます。

「ラブライブ!サンシャイン!!」 胸に夢を溢れさせ、再び輝く太陽へ

ラブライブ!サンシャイン!!」の第1話が放送されてそろそろ1週間が経とうとしています。
最近なにかと話題のAbemaTVでは「何度振り返れば気が済むのだ本当に新作のアニメか?」と疑う程に再配信されていますね。

前作にあたる「ラブライブ!」には思い入れがあり

当然その後継作にもあたるサンシャインへの期待が募らないわけはありません。
リアルタイムでの感想はTwitter(id:gomyo)で適宜呟いていますが、ここにも書きとどめておきたいなと思います。


第1話で気になったのは、ことさら強調される「普通の少女」「太陽」の使われ方でした。

 

僕達は知っている 奇跡を起こしたのは普通の少女であることを

「普通の私の日常に、突然訪れた奇跡
 何かに夢中になりたくて
 何かに全力になりたくて
 脇目もふらずに走りたくて
 でも
 何をやっていいか分からなくて
 くすぶっていた私の全てを
 吹き飛ばし 舞い降りた!
 それが―」(第1話アバン)

と言う千歌のモノローグから本作が始まるように
彼女が如何に普通であるかを
千歌以外の主要キャラクターの魅力を紹介することで描いています。

国木田花丸は語尾に「~ずら」と特徴ある静岡弁を使い、黒澤ルビィは渡辺曜から「美少女」と評されています。
アップで映されるルビィの睫毛はとても分かりやすい美少女の符号ですね。
また、ルビィが極度の恥ずかしがり屋であるところも魅力であり弱点の1つとして機能しています。

そして畳み掛けるように登場する津島喜子というアクの強いキャラクター。
ヨハネというペルソナを被っていますが、コロコロと決まらない表情にどこか抜けた演技はとても印象的です。

3年生の面々は包括的に見ると、なにやら過去にスクールアイドル絡みで何か物語があったとうかがえます。
千歌の部活動立ち上げに否定的でありながらも、何が必要かは千歌よりも分かっている黒澤ダイヤ。
スクールアイドルの話題が出るやいなやすぐに話題を中断させる松浦果南。
2年間母校を離れている小原鞠莉。
OPのどこか険しい表情もこれから起こるであろうドラマを予感させてくれます。
もしかしたら、1度は3年生組でスクールアイドルとして活動しようとした可能性も考えられます。

千歌の友人である渡辺曜は高飛び込みを特技とし、とりあえず動くタイプ、というイメージ。
最後に登場する桜内梨子は千歌が最も憧れなりたいと願うスクールアイドルが誕生した音ノ木坂学院から来た転校生。
そして幼少の頃よりピアノに打ち込んできたことを話します。

こうして順を追ってみると千歌の目線を通して彼女たちの個性を魅せており
同時に、千歌にはまだ何もない、ごくありふれた普通の少女であることも表現しています。
千歌自身も梨子にこれまで夢はなく普通であったことを語りかけています。
しかし何もないからこそ千歌にとってスクールアイドルという存在は
特別だという説得力が生まれています。


スクールアイドルは普通の少女達が、本物のアイドルではない自分と同じような存在が一生懸命練習をして心をかよわせることで
キラキラ輝ける存在になれるんだと。

まだ何も持たない高海千歌だからこそ、スクールアイドルへの憧れが一番強く投影され衝動に突き動かされ皆を巻き込んでいく。
やがては、μ'sが目指した場所へμ'sの後追いとしてではなくAqoursとしてたどり着く。
そんな物語を理屈ではなく気持ちで想起できてしまう推進力が千歌にはあると感じられます。


なぜ何の根拠もないのにそう信じられてしまうかは
後述する太陽の演出とこれまで述べてきた過程を経た上で千歌が放つメッセージ性の強さもありますが
ラブライブ!だからなんですよね。
ラブライブ!を見てきた人であれば知っているのです。
μ'sの9人が懸命に練習をしてきたことを。
彼女達が努力をしていたことを。
それでも1人の力で乗り越えられなかった問題を
μ'sという関係の中でお互いを補助しあって乗り越えてきたことを見てきました。
皆で選んできたから辿りつけた場所があることを分かっています。


おそらく千歌は直接μ'sに出会っておらず、本来そんな憧憬を告白されても
「何を世迷い言を」と呟いてしまうかもしれません。
しかし、ラブライブ!を視聴してきた人にとっては過去に本当にあった出来事として心に残っています。
この理屈をはねのける力強さこそラブライブ!であり、そこにこそ心動かされるものがあるんだと思うわけです。
μ'sが夢を叶えたからできる表現をしてきたこの瞬間に
ラブライブ!サンシャイン!!がシリーズの名を冠するに相応しい作品として動き出したと確信しました。

ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!における太陽とは何か

夕陽を前にしてスクールアイドルの素晴らしさを説き、私も輝きたい!と宣誓する千歌のシーンを見ていて思い出したことがあります。

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これまでのラブライブ!シリーズにおいて、そしてサンシャイン!!でも太陽はかなり象徴的な使われ方をしています。
激しく燃え上がり全てを照らす朝日であったり、いつでもどこにいても頭上で輝いている存在であったり、
いかにも消え入りそうなか細い灯火として、同じ太陽であってもポジティブに時にはネガティブなものとして扱われています。


今までの描写のされ方から太陽とは夢の象徴であり、可能性の集合体であると私は受け取っています。
ここでは印象に残っている太陽の使われ方について触れていきます。

 

μ'sが結成され初めて合宿を行った回です。


このお話では1年生、2年生、3年生といった学年の間に生ずるわだかまりや、仲の良いグループ以外で発生していた不自然さを解消し
最初の目標であるラブライブで優勝することをμ'sとして朝日に誓いました。
本当のスタートは3話だと思っていますが、9人としては初のスタートとも言える回で、ここから改めて9人の夢を再確認したと、
そう解釈しても良いと思います。

 

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3年生が卒業することで、μ'sを存続するか解散するか決断を迫られ、全員が解散することを決めた回です。


言わずもがな9人にとってμ'sがどういう存在だったかと向き合い、みんなの気持ちをないがしろにせず
いまできることを描いています。「私達は今ここにしか居ない」という意志を貫き通したわけです。
自分たちで夢を叶えたことを中途半端にさせたくなかった、9人だったから可能だったことを示しています。
だからこそ終わらせる。μ'sという夢を自ら終わらせたい、その気持ちが沈みゆく夕陽から感じとれます。
この情景こそ千歌が皆でたどり着きたい場所の1つであり、スクールアイドルとしての姿と言っても良いでしょう。

 

幼少の穂乃果が水たまりを飛び越すことができないと、ことりに言われても決して諦めなかったシーンと、
海外で出会った女性シンガーに「いつだって飛べるよ、あの頃のように」と促され飛んだシーンです。


子供にとって世界は自分であり自分こそ全てである、といった考えを私は持っていますが
幼少において可能性は無限大にあるという祝福に気づくことができない、だからこそ子供なんだと感じるシーンです。
太陽という可能性の象徴に背中を押されていても自覚できない、そして子供でいられる時間もそう長くはないことを
夕陽を使うことで効果的に表現しています。
それでも、たとえ幼少の夢が終わりを迎えても、想いがあれば再び時間を越えて飛ぶことができる。
これが、劇場版で描かれた穂乃果の決断であって、受け継がれていくスクールアイドルの姿に繋がっていきます。

 

学校を越えて集ったスクールアイドル達の前で
「どんな夢だって叶えられる。伝えようスクールアイドルとしての素晴らしさを」と穂乃果が言ったシーン。


μ'sは解散するけれど、想いをともにした仲間として各地のスクールアイドルと一緒に歌います。
スクールアイドルとしての意志を繋ぐことで、学校を秋葉原を、空間を飛び越えて輝きが広がっていく。
SUNNY DAY SONG」という太陽によって、μ'sは解散してもスクールアイドルとしての想いが受け継がれていったことは
後の雪穂と亜里沙を見れば分かります。
μ's解散によって1度は沈んだ太陽が再び夢見るもの全てを照らす存在として形を変えて浮上してくるわけです。
ついには、絶対に届かない場所なんてないことを紅白、東京ドームライブと現実でも思い知らされていきます。


このように使われてきた太陽が、サンシャイン!!OPや「君のこころは輝いてるかい?」のPVでも意識的に描写されています。

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OPで主要メンバー全員が揃ったカットであったり、

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PV終盤でステージに示された太陽を中心に集まっていたりと、
Aquorsも輝きのバトンを受け取った存在であることを実感させてくれます。


さて、このようにして始まったラブライブ!サンシャイン!!でAqoursがμ'sとは違う物語をどのように魅せていくのか。
引き続き期待していきたいです。

『YYのりものフェスタ2016』ハイスクール・フリート スタッフトークショー『おじさんばかりでピンチ!』

2016/6/12 (日) 11時から行われた

「『YYのりものフェスタ2016』ハイスクール・フリート スタッフトークショー『おじさんばかりでピンチ!』」
のレポートです。

メモとおぼえている範囲なので前後、間違いはあるかもしれませんがあしからず。

 

場所:三笠公園 野外ステージ
開始:11:00
出演者:
●木村崇さん(司会)(宣伝/アニプレックス
●鈴木貴昭さん(原案)
●赤坂奉基さん(プロデューサー/コミックアライブ編集)
村上弘明さん(プロデューサー/クロメア)
●柏田真一郎さん(プロデューサー/アニプレックス
●矢部賢一さん(横須賀市経済部観光企画課)
※以下敬称略

 

■OP

おじさんが一人ずつ挨拶&好きなはれかぜ乗務員の紹介。

鈴木「『おはー↑よ→ございます』という挨拶がですね、アフレコ現場で流行ってまして」
鈴木「同じ発音で『おはー↑よ→ございます!』」
 (会場「おはー↑よ→ございます!」)
鈴木「ありがとうございます。原案の鈴木貴昭です。
   動くと麻侖ちゃんが凄い面白い生き物になってますんで好きです」
鈴木「イベント来ると見た顔がいっぱい居てですね安心します。
   いつもありがとうございます」

赤坂「おはー↑よ→ございます!」
 (会場「おはー↑よ→ございます!」)
赤坂「皆様ほぼほぼ初めてましてだと思いますがよろしくお願いします」

赤坂「鈴木さんは麻侖ちゃんが好きということですが、私はクロちゃんが好きです」

村上「皆さんおはようございます。この流れやった方が良いと思うんですが
   面倒くさいのでやめときます(笑)」
村上「グッズとかコミケ周りとかのこととか担当しております」
村上「好きな艦橋メンバーですけども……美海ちゃんということで」
 (会場「おー」)
村上「ちょっとマニアックな感じでブリッジメンバーでもないのですがスイマセン」

柏田「まさかこんなに集まっていただけると思っていなくて。
   皆さん暇ですね!と言いつつ。本当に前座のつもりで立ってます」
柏田「個人的にもうそろそろ年齢も40でですね、昔は本当に色々考えたんですが
   最近『あ、こいつら全員かわいいな。これは娘だな』と思うようになりまして」
柏田「なので嫁とは思わないように見てます(笑)」

矢部「おはようございまーす。横須賀市経済部観光企画課の矢部です」
矢部「好きなキャラなんですが、横須賀出身のキャラとかにした方が立場上
   良いと思うんですが!」
矢部「実際のところですね。メイちゃんとタマちゃんと後マチコさん、マッチとたくさん居ます」
 (会場笑)

 

■お仕事紹介&質問
おじさんが一人ずつお仕事の説明 &
物販で売られているTシャツを着ていたので紹介。
事務的な部分は割愛。

矢部「質問をしてみたいんですが良いですか?」
矢部「たまに聞かれるんですが横須賀女子海洋学校はどこにあるんですか?」

鈴木「皆さんの後ろを見ていただきますと猿島があるんですが
   あそこの辺りにあります。」

鈴木「実はこの作品色々取材させていただいて、当然横須賀もなんですが
   他に呉の(海上自衛隊)第一術科学校だとか大和ミュージアム
   それから佐世保行って(護衛艦)くらまと行ったんですがなぜか
   舞鶴だけは行けてないんで次は行きたいですね」

赤坂「あっとさんにキャラクターデザインを描いてもらったり
   コミカライズなどのスピンオフ作品を担当しています」
赤坂「最初にあっとさんの話を。作品発表の時からあっとさんにお願いしたのですが
   蓋を開けたらはれかぜ乗務員33名+α全員のキャラデをしてもらっていて…」
鈴木「艦橋組だけデザインしてもらえば良いなと思ってたんですが
   いつの間にかポンポンあがってきて(笑)」
赤坂「あっとさん脚本会議にも毎週参加してもらっていて
   その場で出来上がったシナリオを聴きながらキャラクターデザインをしていました」
矢部「中々無いですよね?暇じゃないですよね??」
鈴木「本会議中も『締め切りが~締め切りが~』って言ってましたよね(笑)」
赤坂「今は私があっとさんの担当ですが前は別の者が担当にあたっていて
   ぶっちゃけると『のんのんびより』という作品で」
赤坂「その担当さんから『ちょっとそっちの仕事しすぎじゃない?』とツッコミがありまして(笑)」
鈴木「のんのんびよりのファンから怒られませんか?というのが一番怖い(笑)」
赤坂「編集部の人間として今までってのんのんびよりのイメージがあったので
   こんなに色々なキャラが出てくるんだという驚きがありました」
赤坂「せっかくキャラクターデザインの話になったので1つだけ小ネタを」
赤坂「逃げ逃げ魂のリンちゃん。の髪の毛がツインテールじゃないですか?
   あのツインテールはあっとさんが飼っているペットの犬の耳をモチーフにしています」
 (会場笑)
赤坂「これ初公開のネタです!」
鈴木「小動物っぽいキャラ多いですしね」

赤坂「もう1つ。杵崎姉妹ってエプロンつけてるキャラ居るじゃないですか」
赤坂「上が赤で下が緑っていう。某有名な横スクロールのやつが元です」
(会場笑)
矢部「それ大丈夫なんですか?」
赤坂「もう戻れません」

赤坂「コミカライズの方の話で、阿部かなりさんに描いていただいている
   『はいふり』と言う。本編はいつの間にかハイスクール・フリートになっていましたが
   引き続きはいふりのままで続けています」

矢部「これ意図があるんですよね?柏田さん?」
柏田「意図も何も…スミマセン!2話以降録画できてなかったとか届いていますが!」
柏田「言い訳をさせていただくとですね、元々今回の作品のタイトルは
   ハイスクール・フリートだったんですよ。鈴木さんが出した時から。
   そこで何故『はいふり』にしたかと言うとですね、『はいふり』は彼女たちの
   前日譚なんですよ。ブルーマーメイドになるための。なので1話Aパートアイキャッチ
   までは『はいふり』なんですよ」
柏田「その後ハイスクール・フリートにしたんですけど、あそこまで『騙された!』
   と騒ぎになるとは思っていなくてですね!」
柏田「騙したつもりは毛頭ないんですが引くに引けなくなって…まあ、それでいいのかなって」
矢部「彼女たちは高校生になっていないのでハイスクールじゃないですもんね」
柏田「何を言ってももう言い訳ですね(笑)」

■今後のハイスクール・フリートについて
矢部「いよいよ11話、12話とクライマックスを迎えますが鈴木さん残り2話一体
   どういう話になるのでしょうか?」
鈴木「残り2話を元々作りたくて全体のお話を構成したので
   いよいよ皆様お待ちかねのアレとアレをやります」
鈴木「逆算で戦闘していっているので最終決戦と最後がどうなるかがあって
   それをやるために今までの話数を作ってきました」
鈴木「戦闘は最初に最終話が決まっていてどういうことをやるかが決まっていて
   そこに向けてこれまでの話があります」
鈴木「今までは1話構成でしたが最後は2話構成でやっていますので
   お楽しみということで」

矢部「最後にプロデューサーの柏田さんからですね、12話通して
   『ハイスクール・フリートってどんな作品だったのか?』
   をお話いただきたいと思います」
 (会場笑)

柏田「そうですね、鈴木さんも仰っていましたが11・12話を作りたいがために
   構成されてきていて。ぶっちゃけると12話-6時間の中で諸々やっていくには
   キャラクターの多さから足りていない部分もあるのですが根本的には
   明乃とましろの物語というところで考えています」
柏田「その柱を踏まえてそれぞれのキャラクターがどう成長するのかを
   注目していただきたいなと」
柏田「見応えがあるものを用意出来たと思いますので
   最後まで見届けていただきたいなと思います」

■最後の挨拶
村上「赤坂さんと僕の出番決まったの実は今週水曜だったんです」
柏田「犠牲者は多い方が良いかなと思って声をかけました」
 (会場笑)

赤坂「放送後2話となりましたが漫画はまだまだ続きます」
赤坂「むしろアニメ終わってから1本連載が新たに始まります」
矢部「誰のキャラクターなんですか?」
赤坂「ミーナです。過去からスタートするお話なのでドイツからスタートしますので
   皆様よろしくお願いします」
鈴木「何ではいふりのコミックはすぐ無くなったの?」
赤坂「誤解されてるかと思いますが、決してちょっとしか刷らなかったわけじゃないですから!」
柏田「じゃあ初版いくつ刷ったの?」
赤坂「危ない危ない(笑)具体的には言えませんけど今最初に刷った数字の2.云倍は重版しています」

矢部「昨日の10話で横須賀名物チーズケーキも出していただいて実際に
   横須賀11店舗で美味しいチーズケーキが食べられますのでお召し上がりいただければなと」

柏田「今日で横須賀に来たのも軽く10回を超え親近感を覚えていますが
   今日来たのは録画できなくてスミマセンというお詫びに来ただけです!」
柏田「本当に自分の責任なんで。監督の鈴木さんは全く悪くないので!」
柏田「全て私が悪うございました!!」
柏田「作品については監督ともども血反吐はきながらやっていますので
   最後までお付き合いいただければと思っております」
柏田「はいふりとは結局何だったんだ?というところは
   皆様の中で考えていただいて。楽しんでもらえればと」
 (会場笑)
柏田「これからも続きますので応援よろしくお願いいたします!」

鈴木「はいふり、我々-理解と和解と成長の物語という風に作っています。
   やっと明乃とましろがちょっと分かり合えたかなと」
鈴木「今までの話数も最終話へ至る小ネタも入れていますので
   一挙上映会とか…やってもらえませんかね?」
矢部「いわゆるニコ生一挙放映的な?出来るかどうかは分かりませんが
   努力してみます」
鈴木「皆様のお声にかかっていますので!よろしくお願いします!」


無事決まったようなので海の仲間は忘れないように。

2016/4/24 (日) プリティーリズム・ディアマイフューチャー Blu-ray BOX-2 予約・購入特典トークイベント

2016/4/24 (日) 13時から行われた

プリティーリズム・ディアマイフューチャー Blu-ray BOX-2 予約・購入特典トークイベント」
のレポートです。

メモとおぼえている範囲なので前後、間違いはあるかもしれませんがあしからず。

 

場所:秋葉原UDX NEX-1
開始:13:00
出演者:
●西浩子さん(司会)
大久保瑠美さん(上葉みあ役)
高森奈津美さん(深山れいな役)
津田美波さん(志々美かりん役)
佐倉綾音さん(大瑠璃あやみ役)

 

■OP

並び順(BD-BOX1のパッケージと同じ順)
下手←津田ちゃん、瑠美さん、なつ姉、あやねる→上手

 

まずは4人が登場、一人ずつ挨拶。

瑠美さん「みあがいっちばーん!」
会場「いっちばーん!」
瑠美さん「ありがとうございます、時間経つのにこれで返してもらえるこの喜び!」

 

なつ姉「実はプリティーリズムのイベント初参加に…(笑)なるんだと思いますね」
(歓声)
なつ姉「皆さんお待たせしました~」

 

津田ちゃん「皆さんギャラクティカ元気ですかー!」
(歓声)
津田ちゃん「久しぶりにギャラクティカって言いました!」

 

あやねる「今日は皆さんの笑顔!メモメモですぅ!」
(歓声)
あやねる「(トーン下がって)今日はよろしくお願いします」

 

瑠美さん「(フラッシュ)グローブ率が高い」
津田ちゃん「確かに結構居る」
あやねる「あと女子が多い」
なつ姉「女子ー!」
(挙手&歓声)
なつ姉「いいねいいね~!」
瑠美さん「もちろん聞くよ?男子ー!」
(挙手&歓声)
あやねる「どっちもあげてない人は…おじさーん!?」
(間があってまばらな歓声)
あやねる「若人~!?」
(歓声)
あやねる「おじさん負けてない?」
なつ姉「プリリズおじさーん?プリパラおじさーん?」
(歓声)
津田ちゃん「なんか色々混ざってる」
西さん「あやねるにとって何歳までが若人なのか分からない」
あやねる「そうですね、2…3…」
西さん「あ、聞かなかったことにします」

 

■久しぶりにご自身のキャラクターに会ってどうですか?

瑠美さん「実はプリティーリズムのイベントには結構出させていただいていて」
瑠美さん「意外と終わった後の方が。劇場版の舞台挨拶だったり…後まあ歌わなかったんですけど!」
(会場&全員爆笑)
なつ姉「皆の前で歌いたかったのに!」
なつ姉「私送ったから。『心は1つだよ』って」
瑠美さん「一昨年の12月にプリティーリズムとプリパラの合同イベントがあって」
瑠美さん「その時になつ姉から『心は1つだよ』ってLINEが来た(笑)」
なつ姉「私達の代表でね」
瑠美さん「歌は…まあそんなことは良いですよ!些細なことですよ!」
瑠美さん「それよりも出させてもらったことの方が嬉しかったです」
瑠美さん「それから1人で出させてもらうイベントもあって。
     1年に1・2回くらいみあとは一緒に会う機会もあって。懐かしいという気持ちより
     終わってからこんなに関われることが嬉しいなって思ってます」


なつ姉「…何の質問でしたっけ?(笑)」
なつ姉「最近コメンタリーと取材を受けて、津田ちゃんは来られなかったけど」
津田ちゃん「うん、そうなの」
瑠美さん「替わりに監督が」
なつ姉「かりんちゃんですって顔して監督が」
あやねる「『津田美波です』って言ってたよ」
津田ちゃん「えー!?」
なつ姉「津田美波として来てくれたよ(笑)」
西さん「おじさんがね~」

 

なつ姉「久々にプリティーリズムに触れて、皆と話すと思い出すことが多い」
なつ姉「ご無沙汰って感じはしないんですけど……幸せになりたかった(笑)」
なつ姉「リアルで考えるともう高校生かな?れいなが1番年上で」
なつ姉「いつき君とは進展あったのかな?」
あやねる「どこまで行ったのかな。順番をちゃんと踏んで欲しい」
あやねる「つきあって2年?3年?」
なつ姉「でも放送だとつきあってないから」
あやねる「もし放送終わって半年後につきあってたとして」
あやねる「3年目だから1番ヤバイ時!」
なつ姉「別れるとか別れないの瀬戸際!」
津田ちゃん「あやねるゲスいよ(笑)」
あやねる「そんなことばっかり考えちゃう(笑)」


津田ちゃん「かりんは色恋沙汰もなく、一家の大黒柱的なお姉ちゃんで幸せになってくれよって」
津田ちゃん「今イベントやるってことでオーディションの話を思い出しました」
西さん「オーディションの時は何役で?」
津田ちゃん「最初は受けてた役が違って、れいな?別の役も受けて欲しいって言われたのがかりんで」
津田ちゃん「『なんとかなるっしょ!』って書いてあって。あまり時間も無くてなんとかなるっしょ!と

      思って「すぐやりまーす」って返事したら音響監督さんから「え?はやくね?」と言われ」
津田ちゃん「「大丈夫なの?ちゃんと読んだ?」って聞かれて
      「なんとかなるっしょ!って思いました~」と答えたら受かりました」
西さん「とんでもない誕生秘話ですね」


あやねる「私もれいなとみあを受けてあやみは受けてなかった」
あやねる「後でレギュラー決まりましたって事務所から言われて

    「何の役ですか?」って聞いたら「あやみです」って言われて」
あやねる「…誰?ってなった(笑)」
なつ姉「最初オーディションの時だと名前が違ったりしたんだよね」
あやねる「そう。違ったし自分が受けるキャラ以外の資料を貰ってなかったので誰か分かんなくて」
あやねる「モブ??って思ってた」
あやねる「蓋を開けてみたらメインの4人メンバーですよと言われ

     しかも性格がみあとれいなとは全然違うので私の何を見てあやみにしたのかなと疑問でしたね」
西さん「その謎は解決してないんですか?」
あやねる「後で聞きました。オーディションの時はクレジットを入れてから受けるんですが」
あやねる「クレジットの時の素の声があやみっぽかったからあやみにしましたと言われて」
なつ姉「ポテンシャルよ」
あやねる「あ、良い言い方ですね」
あやねる「その時はあやみがどんどん変な声になっていくとは思ってなくて」
あやねる「監督にどうしてか聞くと何故か私のせいにされるんですよね」
津田ちゃん「ポテンシャルかな?」
瑠美さん「ポテンシャルだよ」
西さん「女子高生でしたね」
あやねる「当時は女子高生でしたね」
瑠美さん「制服で来てた!」
あやねる「高校の卒業式とアフレコが被って…お休みさせてもらいました」
あやねる「私の青春時代は全部ここに置いてきたなと。良い意味で」

 

■アフレコ当時のアドリブは?

瑠美さん「アドリブの殴り合いだったんだよね」
あやねる「だって千葉繁さんがいらっしゃったんですよ?」
瑠美さん「台本に書いてあること読まないもんね」
あやねる「千葉さんはテストと本番で台詞が違う!」
全員「そう!そうなのよ!」
あやねる「ある意味ちょっと問題がある(笑)」

 

瑠美さん「もう1人居た千葉進歩さんが本番中に「さらばだ!サラダバー!」って」
瑠美さん「本当やめてくれよ~次こっちは本番控えてるんだよ!と笑いを堪えるのに大変でした」
なつ姉「大体一緒に出てるしね」
瑠美さん「プリズムエース様としてね。色々お勉強させてもらいました」

 

あやねる「オーディオコメンタリーの後に一緒に取材を受けて」
あやねる「監督と4人で。1話のアフレコの時に音響監督さんから
     「台本に書いてある台詞はあてにならないから」と言われ」
瑠美さん「気にしなくていいって」
あやねる「自分たちで台詞はつくり上げるものだと言われ、みんな新人だったからかなり苦しめられて」
瑠美さん「全員そんなことあるの?と思ってた」
あやねる「私に関してはちょっとキレるという」
なつ姉「女子高生だったからね」
あやねる「1番尖ってた時期だったから」
瑠美さん「何故若者はキレるのか?という本をあげたいくらい」
あやねる「それ脚本家の仕事じゃないの!?って」
瑠美さん「仰るとおりです」
あやねる「私達が5時間というアフレコ時間で変えちゃうのは失礼じゃない?と思ったんですよ」
あやねる「脚本家さんが魂を込めて書いてるはずだし」
あやねる「でもW千葉さんがぶっ壊していくという(笑)」
瑠美さん「なんなら脚本家は笑ってたから!」
あやねる「でこさんはずっと笑ってた(笑)」


なつ姉「私は常識人役だったからそんなに苦しまなかった」
なつ姉「こらー!って。みあー!しか言ってなかった(笑)」
瑠美さん「なつ姉はジャンプした後のアドリブが上手かった」
なつ姉「え?何したの?私」
瑠美さん「キュキュんがキューン」
なつ姉「キュキュん”が”キューンからキュキュん”の”キューンになったか、
キュキュん”の”キューンからキュキュん”が”キューンになってるんだよ確か」
瑠美さん「そうなの?アレを入れる勇気が当時無かった」
なつ姉「でも論議になったよ。音響監督さんと

    「あれ?前は”が”じゃなかったですか?”の”でしたっけ?」って」

あやねる「台詞入れるの勇気いるから皆誤魔化して「うふっ」とか言ってた」
あやねる「なつさんが先陣を切ってハードルを上げてしまった」
なつ姉「最初に飛んだしね」
なつ姉「胸キュ~ン」
4人「た・い・け・ん!」
なつ姉「キュキュんのキューン!!!」
(会場拍手)

 

なつ姉「後半に(片岡)あづさちゃんが先輩チームで飛ぶと異世界に行っちゃうことが多いんだけど」
なつ姉「『私生まれた!』って!アドリブですからね」
(会場爆笑)
あやねる「さすがだわえのきセンパイ」
なつ姉「なにこれーって感動しました。さすが1年多く飛んできた先輩ってなりました」
瑠美さん「よく飲み会の肴にされてますよね」
あやねる「あいつやべーよ!って」


津田ちゃん「1個だけアドリブ言えって言われて「笑顔ギュイーン」だけアドリブだったかな?」
津田ちゃん「テストで笑顔ギュイーン言った後は何も言われなくて」
津田ちゃん「逆に不安になって本番で違うやつを試したら「戻して」って言われたのは覚えてる」
瑠美さん「アドリブ言った後に「今の無い」って言われると心折れるよね」
なつ姉「別なのにしてと言われてもそんなに引き出しないよ」


あやねる「音響監督の長崎さんはざっくばらんなおじさんだから。考えるな感じろみたいな」
なつ姉「具体的なことはなくて。面白いことを言ってと」
あやねる「不思議だよね。ラブライブ!とかどうしてるんだろう?」
4人「そうだよね~。京極さんだし」
西さん「ちょっと雲行きも怪しくなってきましたので違う話に…」
(会場&全員爆笑)
津田ちゃん「晴れた!晴れた!怪しくないよ!」
瑠美さん「いい感じでしたよ!温まってきたから!」
なつ姉「この場に居ないのに(笑)」
あやねる「行男いい人」
津田ちゃん「何で下の名前で呼んだの!?」
あやねる「行男」
津田ちゃん「今思い出したよ下の名前!」
あやねる「なんでかTwitterのアカウントがkameari_kanataなんだよね」
西さん「住んでるところなんですよね」
4人「へ~」
西さん「いや分かんないです。この話もういっか」
(会場&全員爆笑)


■1年間51話で思い出深い話数は?

スクリーンに映し出される51話分のサブタイトル

4人「おぉ~」
なつ姉「「失われる明日」って急に作品の系統変わってる」
あやねる「「失われる明日」からの「未来の私がいっちばーん!」で立ち直りはやすぎる」
津田ちゃん「終わりに近いから!どんどんテンポアップしてかないと!」

 

あやねる「途中でも結末が決まってないのが凄かった」
西さん「走りながら考えてますからね」
あやねる「ちゃんと終わるからプリティーシリーズは凄い」

 

瑠美さん「1年間はキャラを積み重ねるのに時間をかけられる。

     私だったらですけど、みあがちゃんと落ち着くところまで行ったのが良かった」
瑠美さん「ヘインと喧嘩してライバルだけど友達だからになって」
瑠美さん「最初の頃は友情を育むという描写がそんなになかったから印象に残ってる」

 

なつ姉「47話とか電車の中吊り広告みたい(笑)」
※47話「ワガママみあ 前代未聞のドタキャン騒動」

 

西さん「大久保さんは話してくれましたが、お一人ずつ印象に残っている話数は?」


なつ姉「30話 ハロウィンコーデはラブミックスコンチェルト」
なつ姉「れいなはいつき君と進展ないけど恋だけはしているで1年間…」
なつ姉「1年通して苦労人で年上だったし、でもお姫様扱いされたので嬉しかった」
西さん「あそこのれいなは可愛かったです」
なつ姉「ここだけの衣装だったので。ハロウィンの衣装本当に可愛くて良かったです」

 

津田ちゃん「今見て笑っちゃったんだけど…動物園の王者、シユン。文字面としても面白くて」
津田ちゃん「弟がたくさん出てきて」
西さん「量産型の」
津田ちゃん「もしかしたらなに松くんみたいな(笑)」
津田ちゃん「シユンと仲良くなれた回で。金ちゃんっていう子が新人として

      とても苦戦していたのをよく覚えています」
津田ちゃん「あのライオンに乗って猛獣使いになっていたのが凄い覚えてますね。

      後はショウさんの入水とか」
なつ姉「9話!」
瑠美さん「入水するの早かったの!ファート入水があの辺」
なつ姉「でもお台場でしょ?お台場入水って(笑)」

 

津田ちゃん「後はあれチャムの大冒険」
なつ姉「何の練習もなく一気にチャムになって。これはどうなる…って」
瑠美さん「なつ姉のチャムは最後『チャム』じゃなくて『チャムチャ~』って」
なつ姉「そう、チャーで締めてた」
あやねる「私ずっと何か食ってた」
3人「食べてた!」
あやねる「普通のチャムがなかった。モッ”!モッ”!って食ってた」
瑠美さん「私はスタンダードチャムだった」
なつ姉「かりんチャムは?」
津田ちゃん「かりんチャムはミキサーさんに「かりんのチャムは言ってること分かった」って言われた」
なつ姉「通じちゃったんだ」
津田ちゃん「ちゃんと意味を込めて喋ってたからちょっと嬉しかった」
西さん「ただの危ない人ですねそれは」
(会場爆笑)

 

西さん「ヤミーはずっとドーナツ食べてましたね」
あやねる「だから何も考えてなくて食べることだけに闘志を燃やしてた」
あやねる「ワイプも食べてるから遅れてて可愛かった、色もピンクで売れる色って言われて」
なつ姉「灰色~私の灰色~(笑)」


西さん「あやねるさんの1番印象に残ってる話数は?」
あやねる「6話メモメモ禁止は困るのです!が1番見てます。未だにHDDに残ってて何十回も見てる」
あやねる「キャラが固まった感じがする」
あやねる「後Sproutsの曲が好きすぎてMirage JET。仮歌を聞いた瞬間に『勝った!!!』と思った!」
あやねる「我らが1番かわいい!!!」
(会場爆笑)
あやねる「それぞれテイストが違ってその時は皆が皆かわいいと思ったはず」
あやねる「あやみだけワンピースを着ていてれいなとジェウンがタキシードみたいな衣装で。
     エスコートしてくれる感じが最高に好き」
あやねる「レコーディングの時は最後だったけど1オクターブ上で歌ってくださいと言われて
     神秘的な曲になったんです」
なつ姉「私ハモリ取ってないもんね」
あやねる「2人のポジションとあやみの女の子ポジションが曲にも出てる」

 

■菱田マサカズ監督からのメッセージ

西さんよりメッセージがあることが読み上げられる
(会場歓声&笑)

 

瑠美さん「客席で笑ってる人はなんなん?この展開分かる人は分かるよね」
あやねる「監督…でもこじらせてるんですよね」
(会場大爆笑)
津田ちゃん「こじらせてる人が私やったの?こわっ!」
あやねる「こじらせてないと出来ないでしょ」
(会場大爆笑)

 

西さんよりメッセージ読み上げ
「今回はなかずみーが奇跡的に揃ったので汚いおっさんがじゃまするのはやめます。
 4人集まる機会が出来て嬉しく思います。ディアマイの頃はほぼ新人でしたが
 今ではすっかり売れてしまって4人ともすっかり高嶺の花になりましたね。
 おじさんはとても嬉しいです。引き続きさらなる活躍を願っております。
 また現場で会ったら優しくしてね」

(会場拍手)

 

瑠美さん「劇場版の挨拶の時より…こんな良いメッセージくれるなんてありがとうございます監督」
西さん「その時どんな感じだったんですか?」
瑠美さん「『大久保さん元気ー?劇場版もいっちょよろしく』みたいな」
あやねる「距離感間違えてたの気づいたんだ」

 

瑠美さん「居るの?今日居るんじゃない?」
西さん「来てないそうです。行くって言ってたんですが」
なつ姉「保護者のおじさんみたいだよね」
西さん「親戚のおじさんでしたね」

 

瑠美さん「インタビューの時も当時の熱い話を聞けたのが良かった」
あやねる「今だからこそ言えるやつ」
西さん「良いおじさんでしたね」
津田ちゃん「生きてる生きてる!」

 

■RLのBD-BOX宣伝

西さん「佐倉さんはりんね役で出てらして…大久保さんもみあにそっくりな役で」
(会場爆笑)
瑠美さん「本番の日までわからなかったんです」
瑠美さん「当日キャラデザもらって「みあですよね!?」って」
瑠美さん「でも長崎さんと監督は「ちがうちがうちがう」」
瑠美さん「無理あるわ(笑)」


■最後の挨拶

あやねる「4人で会うのが久しぶりでしばらく何年か会ってない人もいて

     1年携わるといろんな話が積もっていて」
あやねる「まだまだ話し足りないこともあったりするんです」
あやねる「またどこかでお会いできる機会があればお話しましょう」

 

津田ちゃん「残念ながらコメンタリーとかインタビューは参加できなかったりしてたんですが」
津田ちゃん「こうやって話せる機会があって嬉しくて」
津田ちゃん「1人で思い出すより4人で話してると色んな事を思い出せて」
津田ちゃん「だから4人だけじゃなくて皆ともお話できる機会がまたあればなと思います」

 

なつ姉「目の前でプリティーリズムの話をする機会が本当になくて」
なつ姉「楽しい話がどんどん思い出されてきて、今になって新しい発見もあって楽しいなと」
なつ姉「皆さんの支えでこういうイベントも開けてBOXも出て。1年モノでBOXって凄いことですよ」
なつ姉「あと、いつき君のことも思い出すことができて(笑)」
なつ姉何かのツボに入って爆笑
あやねる「大丈夫大丈夫」
なつ姉「なにしてんだろいつき君」
瑠美さん「結婚するかもしれないじゃん!」
なつ姉「あいらお姉ちゃんができるかも…でもお姉ちゃん大好きだし…お姉ちゃんに勝てないんだよね」
なつ姉「そのうち勝てるようになりたいなと!」
なつ姉「曲も素敵だしアドリブをまたBOXで堪能してもらえたらなと思います」

 

瑠美さん「改めてプリティーリズムDMFというアニメにあの時にこのメンバーでできて良かったなと」
瑠美さん「1年間主役をやるという重みを皆に支えてもらって勉強させてもらって」
瑠美さん「何年たっても仲良くできて思い出せるメンバーはそうそう無いと思うので

     本当に良かったなと思います」

 

瑠美さん「実は楽屋でもいろんな話をしてて、プリティーリズム関係ない話でも超盛り上がってて!」
瑠美さん「私が課金しすぎていてそれをあやねるに蔑んだ目で見てもらうみたいな遊びをやったり」
(会場爆笑)


瑠美さん「そういうのが出来るのが凄く嬉しい!またこのメンバーでイベントできたらなと思います!」


■あとがき

諦めかけていた夢が叶う瞬間でした。
もう無いなと覚悟していたのでまずイベントを開いてくれたこと自体が嬉しかったし
それぞれが違う道を歩んでいてもまたこうやってすぐに戻ってこれるところが
Prizmmy☆を感じさせてくれました。
ファンも含めて今を生きていればいつかの未来は必ず訪れる。
そういう物語に相応しいイベントだったと思います。

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

一昨年からTwitter上で見かけ面白そうだと思い、自分が見た作品の整理にもなるので参加している企画です。
Twitterでは長くなりすぎたこと、後から見返すこともあるだろうという気持ちもあってブログにすることにしました。

「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記

 ルール
 ・2015年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
 ・1作品につき上限1話。
 ・順位は付けない。

順番は関西放送順です。

脚本:浦畑達彦 演出:平牧大輔 絵コンテ:篠原俊哉
作画監督:川面恒介、竹田欣弘、佐藤陽子、宮川智恵子、朱絃沰、川村夏生

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何十年も夢から醒めない人なんているだろうか。
そんな夢物語を信じさせてくれるからこそのフィクションだと思うのです。
どんなフィルムでも作った人達の願いが込められている。その想いは何年経過しても色あせないものです。
どれだけ酷評されていても最初からつまらないものを作ろうとしている人なんて居ないんじゃないか。
1クール毎に入れ替わり立ち替わりする作品をあくせく見ている自分へも強く突き刺さりました。 

自分がやってきたことを信じきれなくなっていた宮森もかつて見たアニメ、記憶の残照によって
改めて心を揺り動かされます。
そして新しいモノを作ろうと彼女は再びアクセルを踏みはじめるのです。
人にはドラマがあって、がむしゃらに生きた証が道になり、魅せられた人が新しい山に挑もうとする。
夢の連鎖が人の輪になって繋がっていく。アニメが時間を接続して作られる工程とも通じる理があります。
SHIROBAKOから1話選ぶのであればこれですね。 

脚本:橋口いくよ 演出:矢花馨 絵コンテ:井出安軌 
作画監督:Yoo seung hee、小川浩司、飯泉俊臣、水野隆宏

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少ハリはアイドルアニメなのですがアイドルとは?をずっと問い続け
ジョーカーをきりつづけるような内容で…
面白いけれど見ていて毎回心がズタズタにされ疲れるのが難点でした。 

突然センターという重要な役割を任されることになったカケル君が
本人の意志や気持ちとは関係なく”少年ハリウッドのセンター”というレッテルを貼られ戸惑っていく。
社長が語りかける言葉通り、アイドルとはこの世に人の姿で現れた現人神そのものであり
全ての欲望を任された生け贄でもあると。
そういった偶像感がファンとの関係性をとてもよく表しており
女性声優の追っかけをやっているような自分からすると強いシンパシーを感じずにはいられなかった。
暴力的な自責思考がアイドルの一挙手一投足すべてに意味性を付与してしまう。
かくも罪深いものであるかと頭を抱えるお話。
そして、ファンがアイドルの心情を察することが出来ないのと同様に
いつだって葛藤を抱えてハードルを越えていくしかないカケル君の姿に心打たれました。
他には第16話「本物の握手」も大好きです。 

脚本:倉田英之 演出:谷口悟朗、渡邉徹明 絵コンテ:谷口悟朗 
総作画監督千羽由利子中田栄治

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中世フランスの百年戦争の時代を舞台にした谷口悟朗監督の作品。
久々に監督業をされるということで期待半分、不安半分でしたが何のことはなく。
人と魔女と神が苛酷な時代をどう生きぬいてきたかを真摯に丁寧に真正面から扱い描いています。

社会は多様であるべきではなく、元々多様的で、一つ生きている場所や時をまたいでしまえば色々な考え方がある。
キリスト教というシステムを軸に実に分かりやすく表現しており、
作中の言葉を借りれば「小気味良く」締めた最終回でした。

大切なのは多様性を受け入れる寛容性ではなく棲み分けることなのは
恨まれもし羨まれもし感謝もされるマリアを見るとよく分かります。
それでも関わってしまえば自分からは切り離せない存在となって共に影響しあう隣人になってしまう。
そうやって生を全うしてきた過去があるからこそ今に紡がれ繋がっている。
「時々でいいから思い出して欲しい」というケルヌンノスの台詞が印象深い。
また、塩にされてしまったベルナールの思想ですら現代に生きているというのが良いですね。

脚本:山口宏 演出:稲垣隆行 絵コンテ:宮崎なぎさ 
作画監督:安達祐輔、武本大介、Han Jung Y、Seo Jung Duk

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おもしろさとは何だろう?
人それぞれに感じ方があって、大勢の人に楽しさを感じてもらう方法とはなんだろうと考えさせられた作品から1つ。
冬の四大ラノベアニメの1つとしてとりわけ話題になった当作品ですが、独自のエンターテイメント性を遺憾なく発揮していたなと思います。
視聴者に驚きを与え続け、飽きない作品として低予算ながらも出来ることを真摯に見つめ提供し続けてくれました。
聖剣使いの禁呪詠唱はコメディ要素もあって、作画も決して良いとは言えませんがとにかく真剣だったことがとても好きなのです。
真剣さがないと笑いに転化することは不可能であっただろうし
ルーティーンとなった決め台詞も最終回においてここまで盛り上がる要素にならなかったでしょう。
誰もがエンシェントドラゴンを諸葉が倒すことは分かっている。
大事なのはその過程で、ファンが1番望んでいる「思い…出した…!」という台詞をサツキと静乃が
最初に言うという発展性、そして、
劇伴・挿入歌をこれでもかといわんばかりの王道の演出でかけ
期待に応えてくれました。

ファンムービーとして最高だったことは言うまでもありませんが、アニメオリジナルの展開において
作品がもった魅力を全て引き出した屈指の回だったと思います。
本当にありがとうディオメディア

脚本:佐伯昭志 演出:春藤佳奈 絵コンテ:佐伯昭志、春藤佳奈 作画監督:橋口隼人

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すばるとあおいの関係性の象徴として
宮沢賢治の「星めぐりの歌」が使われた回として印象に残っています。
ただ、そうした知識を知らずとも、作品自体は楽しめ理解できる様に作られており
アニメーションを楽しむ可能性がふんだんに詰め込まれているぞと放送当時何度も見なおした話数です。
お互いの周囲を回転する2つのエンジンのかけらを捕らえるために
すれ違ってきたあおいとすばるが息を合わせるシーン。
そこで突然「星めぐりの歌」が出てきます。
それまで伏線はほとんどないのですが
「昔、よくこの歌を2人は歌ったんだな」と分かった時には
もう2つのエンジンのかけらが1つになって捕らえられている。
いくら違う道を歩んで今は少し心が離れてしまっていても、過去に体験した共通の思い出は確かにあったこととして存在している。
何かの拍子に思い出してしまえばドライブシャフトが描く軌跡の様に2人の距離を一気にゼロにしてしまう。
すばるとあおいの台詞のテンポも劇的変化を遂げリズミカルに。
劇伴のかかるタイミングも秀逸でシナジー効果が素晴らしい。
映像の美しさや派手さも当然あるのですが、それ以上に目的と心情が合致する”流れ”の牽引力が凄くて
プレアデスに惹かれるキッカケになったお話です。

  • えとたま 第陸(6)話「虎計三笑(こけいさんしょう)」

脚本:赤尾でこ 演出:安藤良 絵コンテ:追崎史敏 
CGコンテ:新井陽平 作画監督:渋谷秀

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2015年で1番、心を鷲掴みにされた作品。
アニメーションは時間の積み重ねである。
そして時間を気にする必要がない物語こそ時間を越境できる要素である。
1クール作品で言ってしまえば干支分の”お当番回”をこなす必要があったえとたまですが
お話を語る過程が少なくても未来の可能性を想起させ信じることで時間を積み重ねることはできると証明してくれました。
何の思い出が無くても今感じている隣人愛のようなものを熱く語るにゃ~たんに
タケルだけでなく私も感化され、最後までこの作品を応援しようと決めた話でした。
また、えとたまを見ていてよく感じることに、視聴者≒タケルというメタ構造を取っているシーンがあります。
この6話も例外ではなく、にゃ~たん(3DCG)をソルラルテレビ越しに見守るタケル(2DCG)が強調されていて
人種という次元を越えられないことがよく伝わってくるのですが、
えとたまを見ている視聴者とも構図が被って多重的な場面になっています。
にゃ~たんの訴えはタケルだけでなくスクリーンを通した我々も巻き込んだ形で行われているというのが実に面白い。
あともう1つ見どころとして白組制作の3DCGによるバトルシーンがあります。
モーションの強弱やカメラワーク、ド派手なエフェクトによる気持ちよさもそうですが
表情付けが豊かであったこと、にゃ~たんの気持ちを代弁するかのような重みが伝わってきて良かった。
3DCGって重さを表現するのはとても難しいのですよ。
にゃ~たんが真剣に語る気持ちとシンクロしてかなりグッときました。
「登場人物の誰かが3話で死ぬ」というメタ的要素をコメディタッチに描き
後々シリアスに~と、変幻自在に組み込む起点となった3話や
3DCGで動かさなくても十分魅せられることが分かった将棋回、
全てが収束して新しい始まりを描いた12話と
えとたまから選ぶのはえらく難儀しましたが、1つだけ選ぶなら6話ということで。

脚本:花田十輝 演出:藤田春香 絵コンテ:藤田春香 作画監督:秋竹斉一

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何となく練習や試練を乗り越え、何となく皆が仲良くなって、何となくコンクールを突破していく。
そんな風にユーフォニアムを決めつけていた私の予想をことごとく裏切ってくれるキッカケになった8話。
特別になりたいという意識が久美子に芽生えた回であり
発端となった麗奈の描写がとにかく美しい。
線画部分に色をつけることで静寂の夜においてもインパクトあるショットになっており
ただの部活であるのに、久美子と麗奈にとっては自らの存在全てをかけても良い特別と化している。
色恋沙汰を他所に置くように大吉山の上でセッションする様子は2人きりの世界そのもの。
眼下に灯る街の光によって浮き彫りになる彼女たちから伝わってくる空気にあてられ
心地よい高揚感に包まれました。
シリーズ通して言えることですが、久美子を演じた黒沢ともよさんの演技プランが良かった。
心の底にくえないものを抱いている今時の女子高生感がナチュラルに発揮されており
とんでもない闇を感じられます。
ともよ様恐い。

脚本:大野敏哉 演出:今井友紀子 絵コンテ:今井友紀子 
作画監督近藤圭一、栗原優、野々下いおり

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原作のS&Mシリーズは読んだ上でよくやってくれましたと見終わった後に拍手せざるを得ませんでした。
密室事件の謎を物理的に密室であるが、発想はどこまでも自分が許す限り自由であるVR空間で解き明かす回。
会話劇が主体になる作品なので演出が肝になるし、人物を動かすことは難しい、画的に魅せるのも…と
10話に来るまで思わせておいてガラッと訪れる変化が見事。
最後に挟まれる真賀田四季の殺人シーンも秀逸。
真賀田四季犀川先生、萌絵の3人が同じ空間に存在する。
しかし視えている世界がそれぞれ違うという。
海底の深淵に落ちていく真賀田四季と浮力に逆らいきれない犀川先生の対比が素晴らしい。
秀才と非凡を主点に置くことで天才である真賀田四季を描いており
今回の謎解きはあくまで犀川先生の視点で語られている。
どうして殺したかという理由は、どういう過程であったかという真相は分からない。
でも分からなくていい。
その理由は死ぬまで思考し続けることで生きることに繋がるのだから。
謎解きよりも「自由とは何か?」「人はどこから来てどこへいくのか?」という哲学的要素へ強烈に惹かれるかどうかで
好き嫌いが真っ二つに分かれそうだなと思いはするものの
私は犀川先生が好きなのですよ。とても。
その思考を視覚的に見せてくれただけでアニメにした意味があると思える回でした。

脚本:佐藤裕 演出:佐竹秀幸 絵コンテ:げそいくお 
作画監督:國松有史、西道拓哉、武田牧子

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後半のハッカドールは4号がオチで死ぬなどのセルフパロや
現実世界で使われた台詞を持ってくるメタ構造、ウルトラスーパーアニメタイムで同時放送されている作品の枠を飛び越え
混沌としつつも1つのエンタメ作品に仕上がっていてとても楽しかったです。
テンポ、泥臭さ、真剣さと雑さのバランスがとても良かったと思います。
1番の選出理由としては声優ファン心理をよく理解されているなと思ったからです。
声優ファンの竹内君の回想が全て自分本位である、
ゆっぴー(CV青山吉能もニヤリとするところ)の歌う「Doesn't Know Anything」が
ファンは声優の心理をうかがい知ることが出来ない、
それでも応援してくれてありがとうという意味が込められていたり、
最後に引退を決めたゆっぴーに認知されて死んで逝く竹内君は声優ファンとして最高の死を迎えていますし。
そして、とにかく何もしていないのに4号が死にまくるのがズルい。
今まで散々オチに使われてきたのに意味もなく殺されてしまう軽さ。
少しは竹内君を見習えよと。

脚本:ヤスカワショウゴ 演出:徳本善信、大沼心 絵コンテ:澤井幸次 
総作画監督:小松原聖、よち、野田康行

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4話、10話と悩みつつやっぱりこれ!
段取りが上手かった。
言うまでもなくラストの対雷切戦までのドラマの作り方である。
どん底の淵まで落とされてしまう一輝が復活し対戦相手の刀華が真っ向勝負という条件を全て飲んでくれるという
とても都合の良い物語ですが、そんなことは些末事だと気にならない段階まで
気持ちよくテンションを上げてくれました。説明も過不足ありませんでしたしね。
そして何が気持ち良かったって、戦う理由を丁寧に組んだ上で舞台にあがれば
「はいさようなら」ですよ。
勝負はたったの一撃で、一瞬で決まってしまうという無慈悲さ。
このシンプルさこそが醍醐味で、そこで活かされることと言えば
戦う理由でも、周りからの期待や賞賛、惚れた女との約束でもなく
ただ骨身に染み渡った己自身の信念(エゴ)という暴力性。
信じられるのは。最後に頼れるのは。武に捧げた身だけ。
どう生きて、どうやって死ぬか。
そういったアイデンティティを色として表現すること、
大胆にも白黒と赤のみにしてしまう思い切りの良さも
OPで1話から布石を打っておいたからこそ成せる業。
切り捨ててこそ何かを得ることができるという無骨な物語は
英雄譚と呼ぶにふさわしい最高のクライマックスでした。

  • まとめ

話数単位で考えるとチョイスが難しい年だったかなと思います。
それだけバランスよく狙った構成になっている作品が多かったのかもしれません。
去年は長期に渡って放映されているアニメをほとんど見ることが出来なかったので
今年は多少新作アニメを減らしても追いつきたいな。
旧作アイドルアニメもフォローしていきたいのですが。
それでは、まだ見ぬ素敵な出会いに胸を高まらせつつ
今年もよろしくお願いします。